屋久島2015③
晴天の朝を迎え、
10:40過ぎ、
無事に尾之間温泉より尾之間歩道にIN。
一泊二日の歩道歩きがスタート。
まず目指すのは蛇ノ口滝。
蛇ノ口滝までのコースは「蛇ノ口滝ハイキングコース」と銘打たれ、
滝を目当てに訪れる観光客の方も多数。
なので、道中には赤テープがこれでもかって程に配されており、
道迷いなどの心配は無いと思われる道のり。
特徴的なのはやはりこの、南国を彷彿させる植物たち。
見上げると頭上には鬱蒼と木々が茂っていて、
ジャングルライクな雰囲気のなか歩き進みます。
次第に道は鈴川に沿うように伸び、
苔むした雰囲気へと変わってゆきます。
蛇ノ口滝分岐すぐ手前の渡渉点。
前日の大雨で渡渉箇所は細心の注意を払わないといけない程、
水量は多く、流れが速くなっていました。
渡渉途中、
背後のナメ岩を滑る水流の轟音にびっくり。
えっちら渡って数分ほど歩くと、
12:30、
東屋に到着。
ココで一旦ザックをデポし、
500mほど先の蛇ノ口滝へ向かいます。
意外と、ここから蛇ノ口滝までの道のりは大変でした。
ハイキングコースですがハイキングには向いていません。
アップダウンのある登山道であることもさながら、
特に苦労するのがこの、鈴川右俣の渡渉点。
辿り着くと、
カップルのお兄さんが渡渉に苦労している真っ最中。
右手をついている大きめの岩に、足がかりが掘られているのですが、
それに気付かず自分もお兄さんと同じルートで渡渉してしまいました・・・。
無事に渡渉が済んだと思ったら、
どっこいもう一箇所、
注意を要する渡渉、
これを渡り切り木々の間を抜けると・・・、
眼前に蛇ノ口滝!
渡渉には苦労しましたが、
水量が多いのが幸いして、滝は圧巻の迫力。
水の流れを目で追うとまるでスローモーションで、
流れ落ちる水は岩に当たり飛沫をあげ、
さらに下へ、
落口へと注がれてゆきます。
その連続に目を奪われ、
辺りには滝の落ちる音が、止むことなく轟きます。
滝の素晴らしい光景を前に、
息をのみ、
溜息が漏れ、
自然に笑みが込み上げきます。
感動、感嘆している自分に気付くと、
胸が躍りだす様な、
グっと嬉しい気分に満たされたのでした。
こんなの初めて!
来て良かったー!
余韻に浮かれ、
東屋までの帰路はるんるん♪で。
つづく。
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