矢筈岳(頴娃)

なおさく

2018年01月31日 12:04

遡ること1カ月以上前なのですが、去年の12月22日、
南薩、頴娃にある矢筈岳に登ってきました。
400mに満たない低山ながら西郷どん岩をはじめとする諸々の見所、
起伏に富んだ尾根をいく縦走路はななかなかの登り応え、
面白い山です。

登山口へのアクセスは少しだけ難儀します。
ナビに「オニグチラーメン」と入力、ひたすら薩摩半島を南下。
ナビが目的地到着を告げてもひたすら226号線を南下。
せびら自然公園を過ぎ、「長崎」のバス停も過ぎたら、
「物袋(もって)」バス停が見えます。
同時に歩行者用の信号機が見えはじめ、
よく見ると右手に折れる小道もあるので、迷わずイン。
道なりに進むと小さな公園があり、そこに車を停めれます。

車から降りたら徒歩で登山口を目指します。
先ほど見えた信号機のある道を、物袋集落方面へ進みます。
よく吠える白いデカいわんちゃんの居る民家を過ぎると、

やがて道は傾斜を増し、
辺りにはみかん?ぽんかん?の農園が広がります。

農道を登り進んでいくと、目指す矢筈岳の山容が伺えます。
右から左へ縦走。
農道が二手に分かれ、登り方面(左手)に進んですぐ、

やっとこさ登山口に到着です。公園からここまで20分くらい。

登りはじめの道は、雑木林の様な道、

だったのですが、突如、バキバキの竹林ゾーンが現れます。
竹林ゾーンも落ち着き、尾根に取り付く道を進む途中に、

第一展望台への分岐。

開聞岳を望む絶好のスポット。逆光ですが。
景色を堪能したらまたすぐに、

今度は西郷どん岩への分岐。
この、西郷どん岩が矢筈岳最大の見所、名所。
麓から眺めるとこのように▼

西郷どんに似ている事から、西郷どん岩と親しまれている様です。

でわ、背中から失礼して、その頭上に登頂すると、

眺めはこんな感じ。
けっこーな高度感を味わえます。
因みに、写り込んでいる岩は、西郷どんの頭の部分。

振り返ると、またしても綺麗な開聞岳。

その後も、陰陽石、第2、第3展望台、刀剣岩、などなど、
とにかく見所スポットが目白押しな矢筈岳縦走ルート。

見所にばかり目がいってしまいがちですが、
登山道の方はと言うと、尾根に出てからは大岩をロープで巻いたり、
所々、起伏の激しいアップダウンな箇所もある、楽しい道が続きます。
赤テープは決して多いとは言えないのですが、
見落としさえしなければ、
概ね安全な登山が出来る範囲には付いていました。

そーこーしているうちに分岐に到着。

縦走路方面からやって来て山頂を目指し、山頂を踏んだらここまで戻り、
登山口方面へ下山する周回コースです。
さー、山頂を目指してゴー!

と、思ったらまた見所です。
ここは池田湖を望む展望台となっている大岩。
登って見てみると・・・、

おー、池田湖。

まだ山頂に着きません、次は、

開聞岩と呼ばれる、形、佇まいが開聞岳とシンクロした岩がご登場。

で、登り始めてから1時間半、やっと山頂に到着。
若干の見所疲れを引きずりつつ、カップラ準備。

開けた岩に腰を下ろし、開聞岳を眺めつつ山頂カップラ。
最高の時間です。

食べ終えて、まったりー。ふー。
山頂を楽しんだら下山開始。
先の分岐へ戻り、下るのですが、
下れば下るほど道の茂り具合が増してきてちょっと焦りました(汗)
冬であれだけ茂ってるのだから夏場はそーとーなはず・・・。
まー、それでも大した問題も無く、無事に登山口まで辿りつき、

これでもかってほどの存在感を放つ、開聞岳さまを眺めながら、
てくてく林道歩き、で、終了。
トータル3時間半くらいのおもしろ登山でした。


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