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Posted by naturum at

2015年12月14日

屋久島2015partⅢ④

滞在時間20分ほどでトローキの滝を後に、
9:24発のバスに乗り込み、次は安房に向かいます。

15分ほどで安房に到着。
とび魚祭りが開催される春牧へは、
「盛久神社」と言う、安房の2区間手前のバス停で下車すれば良いのですが、
敢えてさらに先の安房に下車。
その訳は、「手作り弁当かもがわ」で奥さんの大好物、ハンバーグをゲットする為。
計画当初、安房方面には寄る予定が無かったのですが、
近くまで行くのなら、せっかくだからかもがわに立ち寄ってみたのです。
と言う訳で、バスを降りてすぐのお店に滑り込み、

ハンバーグをゲット。
お昼過ぎてると売り切れてる事もあるので、早い時間に行けて良かったー。

目的も果たせ、揚々と春牧へ向かいます。
安房橋を渡って道なりに坂道を上ってゆくと、

そこが春牧地区、安房から徒歩15分ほど。
このあたりから「春牧とび魚祭り」ののぼりと、
会場へ向かう地元の人々の姿がちらほら見かけられ、
会場である運動広場近くになると、人の列が出来てました。
列に加わり、お祭り会場へ入ってみると、

ちょーど演歌の歌謡ショーの最中で、歌声が響いてました。
大漁旗が並び、なかなかのとび魚祭り感、楽しくなってきます。

会場を囲む様に並ぶテントは、食べ物やお酒、特産品、工芸品とかの販売。

朝ごはん食べて無かったので、すり身揚げをいっこ食べてみました。
揚げたてで、美味しかったです。

で、入場時に配布されているとび魚炭火焼、先着777名に無料提供の整理券。
これの順番を待ちつつ会場をぶらぶらと徘徊。

とび魚の捌き実演や、とび魚のすり身スープの無料提供も。
頂いたのですが、出汁がでててとても美味しかったです。
さすが、お祭りになるだけの事はあります。

お祭りの雰囲気やイベント、食べ物もとても良かったのですが、
乗り物や、お店、宿などで、
旅行者に対する屋久島の人たちの顔はこれまで目にしてきたのですが、
それ以外の、初めて、「なかの人」達の日常の顔が見れて、それも良かったです。
屈託が無いと言うか、明るいと言うか、
皆がお祭りを楽しんでいる表情が印象的でした。

さて、まだステージは盛り上がっている様ですが、
炭火焼きのとび魚も無事に頂けたので、とび魚祭り会場を後に。
家に持ち帰って食べたのですが、この炭火焼きとび魚、ふっくら焼けててとても美味でした。

会場からすぐの「盛久神社」バス停でバスを待ちます。
写真にはまつばんだ交通とありますが、種子島・屋久島交通のバスもココで停まります。
11:57のバスに乗り、宮之浦へ。
宮之浦のバス停には12:38に到着、丁度お昼ごはんの時間ですが、
ちょっと寄り道をしてバス停からすぐの書店、

書泉フローラへ。
この本屋さんは店内に、屋久島に関する書籍を集めた一角があり、
ちょっと気になってたので寄ってみる事に。
お店の外観も渋めな雰囲気がにじみ出てて、興味をそそります。
で、屋久島コーナーをしげしげと眺めた後、そのなかの一冊を購入。

でわランチへ。
お店は決めてました。
書泉フローラから横断歩道を渡り、

益救神社へ続くこの道を神社に向かって進むと、

ありました、「中華料理 龍鳳
昨夜泊まった海星Ⅱのフロントに、この龍鳳の「出前します」のメニューが貼られていて、
どーにも気になってたので、本日のランチに。
店内はカウンターと小上がりがあり、地元の人たちで賑わってました。
町内の中華屋さん、て感じが漂う好きな感じのお店。

そそるメニューが多数あったのですが、
チンジャオロース定食を美味しく頂きました。
お店を出たら次は、

歩いてすぐの所にある益救神社へ。
鳥居の脇に蘇鉄が植わってて、ちょっと見ない独特の構え。

時代の変遷で、今の形となってますが、もともと古くは三岳の神を祀ったもの。
らしいです。WikipediaコチラのHPが為になります。
岳参りとして拓かれた、現在の屋久島の各歩道を、こうやって歩かせて貰っているので、
なにか厳かな気持ちになりつつ、参拝。

益救神社を出て、港の方へ歩きます。

途中、ハチワレ猫さん。
屋久島は猫が多くて楽しいです。

で、程なく着いた観光センターをぶらーっとして、

14時過ぎ、待望の屋久島環境文化村センターへ。
受付で観覧料金を支払い、映画館さながらの大型映像ホールに着席。
楽しみにしていた「屋久島~森と水のシンフォニー」の映像を堪能。
とにかくおっききなスクリーンに映し出される屋久島の大自然に大感動!
何気にナレーションが阿部寛。
屋久島の自然への理解を深める事も出来て、観てよかったー。
超おすすめ。
素晴らしい映像でフィナーレを迎えた今回の屋久島。
余韻を引きずりつつ、

16:00発のトッピーに乗り込み島を後に。

書泉フローラで購入した、
林芙美子の浮雲を読みつつ、
帰路へ。

おわり。  


Posted by なおさく at 19:11Comments(2)●屋久島2015島内観光

2015年12月09日

屋久島2015partⅢ③

楠川歩道から太鼓岩までの山行を終え、
16:10、白谷雲水峡発のバスで宮之浦へ。

白谷雲水峡から続々と登山者さんが乗り込み、ほぼ満席で賑やかなバス。
ほどなく宮之浦到着、下車。

さて、取り敢えず予約しといた今夜の宿へ向かいます。
宮之浦に宿を取るのは初めて、今回利用したのは海星Ⅱって民宿。
海星Ⅱがあるので当然、海星Ⅰもあるのですが、
HPで見た感じの印象が海星Ⅱの方が好みだったのでこちらに決めました。
因みにどちらも全室個室で各部屋にウォシュレットトイレ&シャワー完備。
プライベート重視派の自分にはありがたいです。
海星Ⅰは宮之浦の中心にほど近いのですが、
海星Ⅱは少し遠く、空港の方に向かって歩かねばなりません。
では、歩きます。

新しい方の宮之浦大橋を渡りつつ、

古い方の宮之浦大橋を眺めます、風情があってかっこいい橋。

「宮之浦」を超え、

県道77号線をてくてく歩くこと20分、目印の看板から右手に少し登ってゆくと、

到着、海星Ⅱ

外観はこんな。
平屋のアパートみたいな感じ、

ウッドデッキが特徴的。

でわチェックインを、と受け付けに向かいます。

誰も居ない

カウンターに「電話ください」の旨と電話番号が書かれたメモ発見

電話して到着した事を伝える

数分後、宿の人が車で駆けつける

宿帳を記入し、精算、利用時の説明を受ける

上記の流れがチェックインとなります。
宿の人に尋ねたところ、本日の宿泊客は僕のみ、
やって来た車に乗って、宿の人は帰って行ったし、
この建物に今夜は自分独り、、プライベート重視どころか俺の城状態。

部屋は、

畳の寝室兼お寛ぎスペースと、

フローリングの流し台スペース、
これにあとトイレ、バスルームとなっていました。
驚いたのが、洗濯機も各部屋に備え付けられてた事、コイン式の乾燥機も屋外に完備、
汚れたり濡れたりした衣類を持って下山した登山者には、嬉しい設備でした。
こざっぱりしてますが、この通り必要なものは揃っていて充分なお部屋。
で、なにしよう・・・。
取り敢えずシャワーでひとっ風呂済ませ、
食事は、せっかくの民宿泊なので外食はせず、近くのスーパーで調達してみることに。

と、言う訳で歩いて5分ほど、屋久島最大級の品揃えと評判の「わいわいらんど」へ。
けっこーお客さんも沢山で、なるほど、わいわいしてました。
お惣菜コーナーは売り切れてるものが多く、すかすかしてましたが、
残っていたお惣菜とお弁当、そして三岳とビールを購入。
独りもそもそと静かな部屋で食べて呑んで・・・、
後はする事も無いので洗濯機まわして乾燥機にかけて畳んで・・・、
こんな、
家に居るのとあんま変わんない夜を過ごして、おとなしく就寝。

さて、翌日、

朝。
雨。
この日の予定は、
トローキの滝を見に行って隣にあるボタニカルリサーチパークって言う植物園を見学。
その後、宮之浦に戻ってぶらぶらしよーかなーって感じ。
宮之浦の、屋久島環境文化村センターの大型スクリーンで上映される、
屋久島の自然を映し出す映像「屋久島~森と水のシンフォニー」がどーしても観たいので、
上映時刻の14:20に間に合う様に行動せねば。
(上映自体は1時間に一回行われています、自分の予定上14:20)

トローキの滝に向かう8時過ぎのバスを目指して身支度を整え、

出発。
一晩お世話になった海星Ⅱを後に、

あ最寄りのバス停「鳥越」に向かい歩きます。

わいわいらんどよりも近くて、すぐに「鳥越」バス停に到着。
ここでバスを待っていたのですが、
何処からともなく、島内放送が聞こえてきました。
その内容は、「本日、10時より、春牧地区でとび魚祭りが開催されます」って事を告げるもの。
「へー、とび魚のお祭りってあるんだー、へー」
と、一瞬聞き流したのですが、
「え?とび魚祭り⁉」
すっごい面白そう・・・。
スマホで場所とバスの時刻を調べたところ、
春牧って言うのは安房のちょい先にあるみたい。
バスの時刻と今日のスケジュールを照らし合わせて再調整、
残念だけどボタニカルリサーチパークを諦めて、
トローキの滝を見た後、安房&春牧地区へ、その後宮之浦へと向かう事に。

予定外のイベントにわくわくしつつ、やって来たバスに乗り込みまずはトローキの滝へ。
トローキの滝は、滝が海に直接流れ落ちる、とても珍しい滝。
トローキの滝へはその名も「鯛之川」ってバス停で下ります。
鯛之川が千尋の滝へと流れ落ち、さらにその下流にあるのがトローキの滝。
今年のGW、尾之間歩道で渡った
あの鯛之川が流れていってトローキの滝になってるなんて、
考えただけでぞくぞくしてきます。

1時間ちょっとバスに揺られ「鯛之川」バス停に到着。
ぽん・たん館って言う施設の正面にバスが停まり、
この看板から振り向くと、

トローキの滝へと続くスローブが。

こんな感じ、舗装された遊歩道をちょっと歩いて、
さらにちょっとだけ舗装されて無い登山道の様な道を下りてゆくと・・・、

海へ直接、流れ落ちる滝と、

モッチョム岳の頂。

なんとも素敵な光景。
木立の間から覗くこの景色は、迫力の!と言うのとはひと味違って、
良い絵画を見ているかのよーな、うっとりとした気分にさせてくれました。
やー、良いもの見た。
朝一発目に、素敵な体験を得られて大満足。

再び「鯛之川」バス停に戻り、次は安房へ。

つづく。  


Posted by なおさく at 17:25Comments(0)●屋久島2015島内観光

2015年12月05日

屋久島2015partⅢ②

楠川集落から続く楠川歩道を登り、
白谷雲水峡への林道出合いまで到着。

現在位置はこんな感じ。

では、駐車場方面へてくてく。

するとすぐに白谷雲水峡の入り口が見えて来て、

受付に到着。
この時、時刻は13:30
先ほどの看板には、太鼓岩までの往復の所要時間は4時間の文字。
この目安時間通りに歩くと太鼓岩からここまで戻ってくると17:30になってしまう計算。
白谷雲水峡から出るバスの最終は16:10
うーん、日帰り使用の軽いザックだから急げばなんとかなるか・・・。
思案した結果、14:30迄登れる所まで登って、
14:30になったら太鼓岩までの途中でも引き返して、
最終のバスにだけはなんとか間に合う様に行動する事に。
しかし何故こんな事に、
当初立てた予定では12:00に白谷雲水峡に到着する予定だったのですが、
楠川へのバスを1本遅らせたり、準備をもたもたしたり、
楠川歩道の景色にうっとりしている間に、予定を大幅に上回った時間となってしまった様です。
イケるか⁉太鼓岩。

と、言う訳でやや駆け足に白谷雲水峡にIN。

ササっと飛龍落としを過ぎ、

さつき吊り橋を渡り、

楠川歩道コースを歩きます。

白谷雲水峡を歩くと必ず撮ってしまうこの切り株。
急いでいてもやっぱり撮影。

くぐり杉では撮影大会の登山者さんに待たされ・・・、

のっしのっしと登り進み、
白谷山荘ももののけの森も通りすぎ、
それからの長い登りに息を上げながら苦戦しつつ、

辻峠到着。
この時14:28。
時間はリミットすれすれでしたが、ここまで来たのだからと、太鼓岩へ登る事に。

ガスと雨がやや強くなるなかの急登を登り切ると、

太鼓岩に到着。
標高1050m、本日のピークはココ。

展望は真っ白。

前に登った時は絶景だったのですが・・・。
気を取り直し、
ピーク目標を達成した事でまぁ良しと、満足して下山開始。
太鼓岩は登りと下りで別ルートが用意されています、
平治岳の大戸越から山頂までみたいに。
その下り道に、

面白い形の杉、女神杉と言う様です。

いつも上手に撮れないもののけの森。

下りは登りよりも大幅にコースタイムを下回った様で、

15:30、白谷雲水峡の入り口に到着。
目安の時間の半分、
太鼓岩まで2時間の往復でしたが、急いだのでさすがに足が疲れました。

ザックを投げ下ろし着替えを済ませて、のんびりバスを待ちます。
今回は日帰りだから30ℓのマトリックス、いつもは50ℓのマトリックス、実はこっそり使い分けてます。

ほどなく、やって来たバスに乗り込み宮之浦へ。
今回の山行はこれにて終了。
ここからはぬくぬくタイム。

白谷雲水峡は早足で歩いてしまいましたが、
それまでの、楠川集落から続く楠川歩道はとても静かで、しっとりと美しい森。
古くから使われていた古道の雰囲気からも、何か語り掛けられるものを感じ、
とても魅力的な登山道でした。

つづく。  


Posted by なおさく at 19:12Comments(0)●屋久島2015楠川歩道

2015年12月01日

屋久島2015partⅢ①

先月、11月22-23日にかけて、またまた屋久島に行って来ました。

いつもは3連休を使って屋久島に行く事が多いのですが、
今回は2連休でなんとか屋久島を楽しめないかと考え、思い付いたコースが、
楠川歩道⇒白谷雲水峡⇒太鼓岩のコース。
この行程だと日帰りが可能で、しかも下山は白谷雲水峡からバスで宮之浦まで直行。
テント泊はせず、ぬくぬくと民宿にお泊まり。
で、二日目は島内をバスでぶらぶら観光して帰ろうかと。
いつに無く楽ちんな、屋久島トレッキングにいざ出発!

7:45発のトッピーに乗り込み、
9:45、宮之浦港到着。

10:20発のバスで楠川へ。

10分ほどで到着、宮之浦から楠川までは割と近いです。
そして降りた目の前に、楠川歩道への入り口。
写真に写る多角形の建物は「岳参りお休み処」って言う、
夜間以外は自由に利用可能な準備スペース、トイレもあります。

なかはこんな。
これが便利で、ここで着替えやら準備をさせてもらって、

11:00、出発。
天気は曇り、今にも雨が降り出しそう、天気予報は曇りのち雨。
楠川前岳もガスに隠れてしまってます。
楠川歩道は、この、楠川の集落から白谷雲水峡、辻峠を経て楠川分かれまで続く登山道。
かつては小杉谷で伐採された杉を、楠川の港へ運ぶ為に使われたりしていたそう。
また、楠川集落の御嶽、楠川前岳への参道にも一部がなっています。
白谷雲水峡-楠川分かれ間は歩いたことがあるので、
ここから白谷雲水峡までが、今回初めて歩く楠川歩道。

登山道入り口までは舗装された道が続きます。

大きな羊歯、植生はまだ南国。

予報通り、雨が降り出してきてレインウェアを着用。

一時間ほどで、登山道入り口に到着。
ここからは、テープを辿りながらの本格的な山登りに。

城之川の川鳴りを聞きながら、
植林された杉が立ち並ぶ道を行きます。

足元は石畳用の石が敷き詰められおり、
かつて江戸時代から使われていた、古の面影が感じられます。
足元の石に目を奪われつつ登っていると、

ふと目の前にこの苔むした倒木、

あまりに見事で、まるで芸術作品の様でした。

この日は雨が幸いして、しっとりと濡れた屋久島の森を満喫するにはうってつけ。
「こりゃ白谷雲水峡はさぞ雰囲気がでて楽しかろう」
と思いつつ登っていたのですが、なんのなんの、
この、楠川歩道の苔や森の雰囲気は、白谷雲水峡に負けず劣らず、
素晴らしい景観が続きます、嬉しい誤算となりました。

とても可愛いカニ赤ちゃんに遭遇。

登山道に突如大きな丸い石、とってもフォトジェニック。

ほぼ標高0mの楠川から標高620mの白谷雲水峡まで、
一部、等高線の間隔が詰まった所もありますが、概ね緩やかな登り。

古道の雰囲気が漂う道。

小さな沢を横切るのですが、

この沢に並ぶ石にも、苔がたくさん。
とても綺麗で、思わず足が止まります。

そして、

白谷雲水峡までの楠川歩道上にある、唯一名前の付いた杉、
三本杉へ。
(写って無いけど)根元が凄い迫力。

三本杉を過ぎると道はさらに緩やかに続き、

増水時は渡れなくなってしまう、渡渉箇所へ。

雨が降っていたので、水量と流れは穏やかではありませんでしたが、
問題無く渡渉出来る範囲でした。

渡って歩いていると、なんだか昔からありそうな堰が。
いつ頃出来たものなのだろう。

ずんずんと歩いて行って13:16、

林道出合いに抜け出ました。
楠川から登り始めておよそ2時間の道のりでした。
ここから白谷小屋まで続く道もあるのですが、
今回は白谷雲水峡の駐車場方面へ、未知のルートはここ迄で終了。
無事に歩けてひと安心。
因みに道中、人っ子一人出会う事ありませんでした。
そしてこの後は人たくさんの白谷雲水峡へ。

つづく。  


Posted by なおさく at 14:11Comments(0)●屋久島2015楠川歩道