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Posted by naturum at

2015年12月05日

屋久島2015partⅢ②

楠川集落から続く楠川歩道を登り、
白谷雲水峡への林道出合いまで到着。

現在位置はこんな感じ。

では、駐車場方面へてくてく。

するとすぐに白谷雲水峡の入り口が見えて来て、

受付に到着。
この時、時刻は13:30
先ほどの看板には、太鼓岩までの往復の所要時間は4時間の文字。
この目安時間通りに歩くと太鼓岩からここまで戻ってくると17:30になってしまう計算。
白谷雲水峡から出るバスの最終は16:10
うーん、日帰り使用の軽いザックだから急げばなんとかなるか・・・。
思案した結果、14:30迄登れる所まで登って、
14:30になったら太鼓岩までの途中でも引き返して、
最終のバスにだけはなんとか間に合う様に行動する事に。
しかし何故こんな事に、
当初立てた予定では12:00に白谷雲水峡に到着する予定だったのですが、
楠川へのバスを1本遅らせたり、準備をもたもたしたり、
楠川歩道の景色にうっとりしている間に、予定を大幅に上回った時間となってしまった様です。
イケるか⁉太鼓岩。

と、言う訳でやや駆け足に白谷雲水峡にIN。

ササっと飛龍落としを過ぎ、

さつき吊り橋を渡り、

楠川歩道コースを歩きます。

白谷雲水峡を歩くと必ず撮ってしまうこの切り株。
急いでいてもやっぱり撮影。

くぐり杉では撮影大会の登山者さんに待たされ・・・、

のっしのっしと登り進み、
白谷山荘ももののけの森も通りすぎ、
それからの長い登りに息を上げながら苦戦しつつ、

辻峠到着。
この時14:28。
時間はリミットすれすれでしたが、ここまで来たのだからと、太鼓岩へ登る事に。

ガスと雨がやや強くなるなかの急登を登り切ると、

太鼓岩に到着。
標高1050m、本日のピークはココ。

展望は真っ白。

前に登った時は絶景だったのですが・・・。
気を取り直し、
ピーク目標を達成した事でまぁ良しと、満足して下山開始。
太鼓岩は登りと下りで別ルートが用意されています、
平治岳の大戸越から山頂までみたいに。
その下り道に、

面白い形の杉、女神杉と言う様です。

いつも上手に撮れないもののけの森。

下りは登りよりも大幅にコースタイムを下回った様で、

15:30、白谷雲水峡の入り口に到着。
目安の時間の半分、
太鼓岩まで2時間の往復でしたが、急いだのでさすがに足が疲れました。

ザックを投げ下ろし着替えを済ませて、のんびりバスを待ちます。
今回は日帰りだから30ℓのマトリックス、いつもは50ℓのマトリックス、実はこっそり使い分けてます。

ほどなく、やって来たバスに乗り込み宮之浦へ。
今回の山行はこれにて終了。
ここからはぬくぬくタイム。

白谷雲水峡は早足で歩いてしまいましたが、
それまでの、楠川集落から続く楠川歩道はとても静かで、しっとりと美しい森。
古くから使われていた古道の雰囲気からも、何か語り掛けられるものを感じ、
とても魅力的な登山道でした。

つづく。  


Posted by なおさく at 19:12Comments(0)楠川歩道

2015年12月01日

屋久島2015partⅢ①

先月、11月22-23日にかけて、またまた屋久島に行って来ました。

いつもは3連休を使って屋久島に行く事が多いのですが、
今回は2連休でなんとか屋久島を楽しめないかと考え、思い付いたコースが、
楠川歩道⇒白谷雲水峡⇒太鼓岩のコース。
この行程だと日帰りが可能で、しかも下山は白谷雲水峡からバスで宮之浦まで直行。
テント泊はせず、ぬくぬくと民宿にお泊まり。
で、二日目は島内をバスでぶらぶら観光して帰ろうかと。
いつに無く楽ちんな、屋久島トレッキングにいざ出発!

7:45発のトッピーに乗り込み、
9:45、宮之浦港到着。

10:20発のバスで楠川へ。

10分ほどで到着、宮之浦から楠川までは割と近いです。
そして降りた目の前に、楠川歩道への入り口。
写真に写る多角形の建物は「岳参りお休み処」って言う、
夜間以外は自由に利用可能な準備スペース、トイレもあります。

なかはこんな。
これが便利で、ここで着替えやら準備をさせてもらって、

11:00、出発。
天気は曇り、今にも雨が降り出しそう、天気予報は曇りのち雨。
楠川前岳もガスに隠れてしまってます。
楠川歩道は、この、楠川の集落から白谷雲水峡、辻峠を経て楠川分かれまで続く登山道。
かつては小杉谷で伐採された杉を、楠川の港へ運ぶ為に使われたりしていたそう。
また、楠川集落の御嶽、楠川前岳への参道にも一部がなっています。
白谷雲水峡-楠川分かれ間は歩いたことがあるので、
ここから白谷雲水峡までが、今回初めて歩く楠川歩道。

登山道入り口までは舗装された道が続きます。

大きな羊歯、植生はまだ南国。

予報通り、雨が降り出してきてレインウェアを着用。

一時間ほどで、登山道入り口に到着。
ここからは、テープを辿りながらの本格的な山登りに。

城之川の川鳴りを聞きながら、
植林された杉が立ち並ぶ道を行きます。

足元は石畳用の石が敷き詰められおり、
かつて江戸時代から使われていた、古の面影が感じられます。
足元の石に目を奪われつつ登っていると、

ふと目の前にこの苔むした倒木、

あまりに見事で、まるで芸術作品の様でした。

この日は雨が幸いして、しっとりと濡れた屋久島の森を満喫するにはうってつけ。
「こりゃ白谷雲水峡はさぞ雰囲気がでて楽しかろう」
と思いつつ登っていたのですが、なんのなんの、
この、楠川歩道の苔や森の雰囲気は、白谷雲水峡に負けず劣らず、
素晴らしい景観が続きます、嬉しい誤算となりました。

とても可愛いカニ赤ちゃんに遭遇。

登山道に突如大きな丸い石、とってもフォトジェニック。

ほぼ標高0mの楠川から標高620mの白谷雲水峡まで、
一部、等高線の間隔が詰まった所もありますが、概ね緩やかな登り。

古道の雰囲気が漂う道。

小さな沢を横切るのですが、

この沢に並ぶ石にも、苔がたくさん。
とても綺麗で、思わず足が止まります。

そして、

白谷雲水峡までの楠川歩道上にある、唯一名前の付いた杉、
三本杉へ。
(写って無いけど)根元が凄い迫力。

三本杉を過ぎると道はさらに緩やかに続き、

増水時は渡れなくなってしまう、渡渉箇所へ。

雨が降っていたので、水量と流れは穏やかではありませんでしたが、
問題無く渡渉出来る範囲でした。

渡って歩いていると、なんだか昔からありそうな堰が。
いつ頃出来たものなのだろう。

ずんずんと歩いて行って13:16、

林道出合いに抜け出ました。
楠川から登り始めておよそ2時間の道のりでした。
ここから白谷小屋まで続く道もあるのですが、
今回は白谷雲水峡の駐車場方面へ、未知のルートはここ迄で終了。
無事に歩けてひと安心。
因みに道中、人っ子一人出会う事ありませんでした。
そしてこの後は人たくさんの白谷雲水峡へ。

つづく。  


Posted by なおさく at 14:11Comments(0)楠川歩道