ナチュログ管理画面 トレッキング・登山 トレッキング・登山 九州・沖縄 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

スポンサーリンク



上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

2016年09月28日

屋久島2016partⅡ②

~大川林道~

屋久島青少年旅行村でのテント泊
寝苦しい夜を過ごし、まだ夜も明けてない深夜3時、起床。
もそもそと身支度と朝食を済ませ、撤収作業へ。

今日、歩く、花山歩道、その入口まで辿り 着くには、
コースタイムで2時間半かかる大川林道を歩いて行かないとならない。
さらに、その大川林道までも、このキャンプ場からは徒歩で50分ほど。
コースタイムで5時間半の花山歩道を歩くまで、
3時間20分の、県道&林道歩きが待ち構えている事になる。
そうして到着する鹿之沢小屋から、永田岳への往復が1時間40分、
本日の予定行動時間は、単純計算で合計、10時間半となる。
長い一日が始まった。

パッキングが済んだのが5時、

出発、キャンプ場を後に。

県道に出て、ただ真っすぐ歩くだけ。
歩き始め少し登るけど、あとはほぼ下り勾配、
月を眺めながら、アスファルト道を歩きます。
早朝だけど、期待ほど空気は涼しくなく、
台風の影響なのかどちらかと言うと湿っぽさを感じるなか、結局30分ほどで、

大川林道へ続く入口に到着。
googleのルート検索では50分くらいだったけど、それより早く着いたみたい。

まだ夜は明けず、

ヘッ電の明かりを頼りに、5:29、大川林道へ。

10分ほど歩くとこの看板、
「大川林道」て書いてあるのを見て「来たなー、来てるなー」て気分に上がります。

少しずつ、空が真っ黒から、

薄暗く明けてきて、

山の稜線にも青みのある空が広がりだし、

6時を過ぎる頃、陽が昇りました。
日が昇ると、夜の緊張から解放されて、やっぱり気分は上向きに、天気も良さそうだし。
と、言っても歩くのは単調な林道。

ただ、ただ、続きます。
因みに、大川林道の入り口の標高が24m、そして花山歩道入口の標高が540m(くらい)、
コースタイムで2時間半、まったりとした登り勾配が続き、500mも登る事となります。
はい、辛いです。

途中、先端以外の枝葉が左側(東側)しか付いていない、個性的な木を発見。
退屈な林道歩きにちょっとしたアクセントを添えてくれました。

単調な道をぽくぽく歩いて、

道が下り基調に変わったら、キン肉ハウス風のボロボロの小屋が見え、

それを過ぎてすぐ、花山歩道入口に到着、やっと。
時刻は7:06でした。
コースタイムより1時間くらい早く、1時間40分ほどで到着。
出だしは好調、かな。

さて、早速、といきたいところですが、ちょっと寄り道をして。
花山歩道入口を通り過ぎてさらに少しだけ進むと、
後に大川の滝として流れ落ちる、大川に架かる、上大川橋に出合います。

ここからの景色を見に行ってみました。

迫力のある見事な渓谷、これはなかなか見応えありました。
木枝が被って写真には撮って無いのですが、上流側も素晴らしい景色でした。

そして戻って、

7:30、花山歩道へ。

つづく。  


Posted by なおさく at 19:09Comments(0)●屋久島2016大川林道

2016年09月25日

屋久島2016partⅡ①

~プロローグ~

16日-18日にかけて、先月に引き続き、今月も屋久島へ行って来ました。
今回の目標は花山歩道を歩くこと。
と、言う訳で、花山歩道を含んだプランを考え、選んだコースが、
【花山歩道→鹿之沢小屋泊→永田岳、宮之浦岳、黒味岳→淀川登山口】
と、言うコース。
前泊して、翌日早朝より花山歩道に入り鹿之沢小屋泊、
そして3日目は稜線に出て、久々の縦走コースを悠々と下山するプラン。
このプランを携えて、着々と準備を進めていたのですが、
日が近づくにつれ、どうにも天気予報がよろしく無い事が判明。
特に3日目、縦走コースを下山する日は高確率で雨の予報。
悪天候の稜線上に出てガスガスの山頂を巡るのだけは避けたい、
そんな思いから急遽、下記のプランBを設定。
【花山歩道→永田岳→鹿之沢小屋泊→花山歩道ピストン】
花山歩道を使って一路、永田岳を目指すsea to summitだ。
よし、上々、なんとかなるだろう、
と、決行日を待ち構えていたところに、なんと台風16号発生。
予定日にまる被りな進路予想に愕然・・・。
泣く泣くトッピー、前泊のお宿にキャンセルを告げ、今回の計画は中止に。
そうして迎えた15日の朝、
「あーあ、今日の仕事が終われば何もする事が無い4連休が始まるのか~」
と、寝ぼけ眼で何気に天気予報をチェックしてみたら・・・、
なんと!台風の速度が遅くなり、天気予報もガラリと一変しているでは無いですか。
イケる!
その日のうちにトッピー、再予約成功。
前泊のお宿にもキャンセルのキャンセルを申し出たのですが、こちらは既に満室。
なーに大丈夫、そのお宿の近くには屋久島青少年旅行村と言うキャンプ施設がある、
テント泊に変更すればいいだけの事。
この時チェックした天気予報では16、17日は晴れ、
18日の天候は少し崩れるものの、台風の影響はまだ無し。
プランBを発動させ、16日昼、安房着の便で、
いざ、屋久島へ!

~栗生~
今回メインに歩く花山歩道、
花山歩道へは、大川林道と言う林道を歩いて向かう必要があります。
その大川林道への入り口は、栗生と言う集落に位置し、
大川林道入り口をやり過ごし、少し県道を行った先には、
大川の滝なる名瀑があり、観光スポットとなっています。
一日目の予定は、せっかくだからその大川の滝を見て、
その後、宿泊地である屋久島青少年旅行村へ。
屋久島青少年旅行村も、同じく栗生に位置します。
チェックイン後、その辺をぶらぶらしてテント泊、と言う予定。
島内の移動は全てバスで。

9月16日。
13:05にトッピーで安房港に到着、下船。
その5分後、13:10、一日に数便しか無い大川の滝行きのバスに乗り換え。
この、タイトな乗り継ぎはなかなかスリリングでした。
バスに乗ってしまえば一安心。
一時間後、終点、大川の滝バス停で一旦、バスを降り、歩いて大川の滝へ。
乗ってきたこのバスに再び乗り、折り返すので、ザックはバスにデポ。
遊歩道を少しだけ歩いて行くと、目前に現れる大川の滝。
と、その時、ザックにカメラを忘れて来た事に気付き・・・、

仕方なくスマホで撮影。
まー最近のスマホのカメラ性能は良いし、
6年近く使ってる僕の古いコンデジと比べても対して遜色はありません。

迫力の滝である事は確かなのですが、画角に入らない周囲は、人工の遊歩道で囲われ、
今まで見た屋久島の滝に比べると、なんだか窮屈そうでした。

15:00、折り返して来たバスに再び乗り込み、一区間先の、青少年旅行村バス停で下車。

すぐに看板があって案内に沿ってキャンプ場へ、徒歩数分くらいで到着。
管理棟へ受付に向かうと「ご用の方は携帯電話まで」と番号の書置きが。
以前、泊まった民宿、海生Ⅱと同じシステムでした。

電話して待つ事数分、管理人の方がやって来て受付。
テントサイトはデッキを含めて三つあったのですが、
管理棟と道路挟んだ向かいの、海が見えるフリーサイトをチョイス。

ザックを下ろしたら、設営も後回しに、散策を兼ねた買い出しへ。

七五岳を眺めながら、栗生川の方へてくてく下ります。
七五岳の存在感が凄いです。

栗生川に架かる新栗生橋から、

古い方の栗生橋と上流の風景、

そして、下流側の風景。
この辺りの栗生川の雰囲気がとても風光明媚で、素敵な景観。
楽しく歩けます。
で、橋を渡って右に曲がって少し歩くと・・・、
事前リサーチしていたスーパー、

エスマートに到着ドーン!
品揃えも豊富でもちろん三岳も置いていました。
山での食料以外持たずに来ていたので、ほんと助かりました。
お酒やらお惣菜、飛び魚の刺身などを買い込み、キャンプ場へUターン。
ビールと刺身を、エススマートで貰って来た氷に突っ込んで冷やしながら、
テント設営。

完了、やっぱ海がいい感じ。

口永良部島が浮かぶ海を眺めつつ、
あとはする事無いので、その辺のコンクリートブロックを椅子とテーブル代わりに飲食。
ちびちび飲んで食べて、おっさんの独り宴会タイム。
まったりー、

ロケーションが本当にいいわ~。

夕暮れの時間になり、

海に太陽が沈んでいく、

夕陽がとーっても綺麗で、最高の気分。

ひとしきりお腹も満ちて、する事も無いんで、
キャンプ場から海の方へ続く遊歩道を歩いて、散策へ。

見上げるとピンクに染まった七五岳の岩峰。
それにしてもすごい山だなー。

夕焼けに染まる空に息を呑みつつ、

海へ続く遊歩道を歩き、

波打ち際に着く頃、辺りはすっかり暗く。
打ち寄せる波の音にひとしきり酔いしれて、テントへ。

そうして20:00頃、就寝。
したのですが、テント内はむし暑くて寝苦しくて、苦悶の夜となりました。

明日はいよいよ大川林道、そして花山歩道へ。

つづく。  


2016年09月04日

鬼門平

先月、8月27日、奥さんと鬼門平に登ってきました。

鬼門平と書いて"おんかどびら"と読むこの山は、指宿市、池田湖の北に位置する標高306mの低山。

こんな山容。

ズーム。
むき出しの岩肌が、なんともマッチョな印象ですが、磯間岳の様なアルペン的なコースは無く、
参考コースタイムも登り下りともに55分、1時間40分で登り下りできる、割と易しめな山。
夏、暑さもまだ厳しくない午前中に、サッと登りたい、そんなシーンにぴったりな山。

登山口まで、道は分かり難い事は無く「池田小学校」をナビに入力。
で、分県登山ガイド「鹿児島県の山」にある記載どおり、
池田小前を鋭角に右折して民家を左折、
標高300mちょっとの山なのに、こんなに登ったら山頂まで着いてしまうのでは?
と、少し不安になりつつ林道を登ると、

右手にちょこんと登山口。
登山口の標高は200m、山頂までは標高差100mちょっとの道。
道路脇に車を停め、準備して、

いざ登山道へー。
時刻は9:00ちょっと前。

登りはじめ、夏の低山はやはり茂ってます。

木々が日差しを遮り、暑さを和らげてくれます。

道は緩やかだったり、急登だったり。

で、登りはじめて10分ちょっとくらい、初めて展望が良さそうなところにでます、

そこからの展望、開聞岳と池田湖が綺麗に望めました。
やー、良い眺め。
このスポットの近くにP5展望所らしき箇所があったのですが、
そこからの眺めは茂る木々が被さっていて、
先ほどの名も無い展望所の方が見通しが良かったです。

アップダウンの道は続きます。

これは、鬼のぬけ道と呼ばれる岩のトンネル。
岩のすき間をくぐって先へ進みます。
他にも「鬼ののぞき窓」って言う大きな岩穴があったり、
アスレチック的なコースにお楽しみスポットが仕掛けられています。

なんか童心に返れる楽しい道が続き、

こんな面白い展望も楽しめます。

登りはじめて40分ほど、分県登山ガイド「鹿児島県の山」で鬼門平最大のハイライトと称される、
P2展望所に到達。

が、「危険!立ち入り禁止」の看板。
それ以前に、木々が茂り過ぎてて、
P2直下にあるらしい大岩の展望台すらまともに拝む事が出来ず。
チラっとは見えたのですが、もやもや感を残しつつ、

先へ。

唯一、北側の展望が開ける道からは、喜入の石油備蓄基地が伺えました。

その後、P1展望所を経て山頂へと道は続くのですが、
ここからの道がもーもー、茂りまくり。

灌木はまだ良いのですが、

背丈をを超えるくらいの、

あの、手が切れる草(名前が分かんない)がみっしりと道を覆い尽してくると、
もー完全にヤル気がなくなりました、無理、無理。
なんとか辿り着いていたP1展望所まで戻り、

そこを本日のピークとすることに。
これまた絶景、良い眺めだなー。

この日は、開聞岳を眺めてばかりの、夏の登山でした。
それにしても低山の夏の茂りは、凄まじいものがあるんだなー。
勉強になりました、また冬にでも行こ。

下山が済んだのが10:45くらいだったので、
やっぱり、登って下って2時間かからないくらいでした。

下山後は指宿の鰻地区の鰻池近くの鰻温泉にて入浴、
その後、旅館食堂 くりやで鰹のたたきランチ。
んで、道の駅をはしごしつつ帰路へー。
楽しい夏のお出掛けでした。
  


Posted by なおさく at 12:04Comments(0)・鬼門平