2016年04月24日
中岳
先日、20日の事です。
新燃岳噴火活動の影響で、現在は入山規制となっている中岳に、
うっかり登ってしまいました。
事前に調べた際、新燃岳火口周辺1㎞が、入山規制区域となっている旨は把握したのですが、
中岳山頂はその区域から外れていたので、
「中岳登れる」と言う誤った認識を、自分にインプットしてしまったが故の行為でした。
もう少しだけ深く情報の検索を行っていれば、
簡単に中岳入山規制中の情報は得られていたのでしょうが、
そもそも調べる前から「中岳はもう登れるだろう」と言う誤った先入観が、
何故か自分のなかにあってしまったんですよねぇ。
自分の無知と不勉強によって、愚かな罪を犯してしまいました。
恥ずかしい限りです。
現在、中岳登山口は解放されていますが、
歩けるのは中岳中腹まで、それ以降の登山道は未だ入山規制中。
登山口から中腹までを周回する、中岳中腹探勝路のみが歩ける部分。
と、言う訳で高千穂河原の駐車場から、

中岳・新燃岳九州自然歩道入り口へ。

すぐに小さな橋を渡ります。
この時点で、お馴染みの霧島連山の規制状況の看板もあるのですが、
まさか中岳入山規制とは思ってもいない当時の自分は、コレを完全にスルー。

樹林帯に入ると苔むした石畳の道に。
雰囲気があって見た目に良いのですが、苔が滑ります。

時刻は6:41。
気持ちの良い朝陽を浴びつつ、なだらかな道を進みます。

登りはじめから15分もすると、中岳の雄大な山容が伺えはじめます。

中岳入山規制中、それを知らない自分はこの時、
本当に気持ち良く歩いていました。

素晴らしい景色。

中岳の姿を眺めながらピクニック、
そんなのが、このコースの本来の楽しみ方なのでしょうね…。

段々と大きく迫ってくる中岳山頂、

で、中岳中腹探勝路はここ迄。
順路に従い周回して登山口へと、道は続きます。
しかし、「中岳登れる」と、一点の曇りも無く信じ切っていた当時の自分は、
この看板、トラロープを超え、先へ進んでしまったのでした。
今、思えば、ロープも張ってるし、気付きそうなものなのですが、
人間って一度思い込んでしまうとダメですね。
他の情報が頭に入らなくなるものなんですねぇ…。
手品とかの原理ってこーゆーのなんだろーなー。
これ以降の写真やレポートは控えます、不適切だと思うので。
発覚は、下山後にupしたインスタグラムの投稿。
「中岳イエーイ」みたいな写真に頂いたコメントが、
「中岳登れるの?」
とんだトホホ体験でした。
色々と反省しきりです。
新燃岳噴火活動の影響で、現在は入山規制となっている中岳に、
うっかり登ってしまいました。
事前に調べた際、新燃岳火口周辺1㎞が、入山規制区域となっている旨は把握したのですが、
中岳山頂はその区域から外れていたので、
「中岳登れる」と言う誤った認識を、自分にインプットしてしまったが故の行為でした。
もう少しだけ深く情報の検索を行っていれば、
簡単に中岳入山規制中の情報は得られていたのでしょうが、
そもそも調べる前から「中岳はもう登れるだろう」と言う誤った先入観が、
何故か自分のなかにあってしまったんですよねぇ。
自分の無知と不勉強によって、愚かな罪を犯してしまいました。
恥ずかしい限りです。
現在、中岳登山口は解放されていますが、
歩けるのは中岳中腹まで、それ以降の登山道は未だ入山規制中。
登山口から中腹までを周回する、中岳中腹探勝路のみが歩ける部分。
と、言う訳で高千穂河原の駐車場から、
中岳・新燃岳九州自然歩道入り口へ。
すぐに小さな橋を渡ります。
この時点で、お馴染みの霧島連山の規制状況の看板もあるのですが、
まさか中岳入山規制とは思ってもいない当時の自分は、コレを完全にスルー。
樹林帯に入ると苔むした石畳の道に。
雰囲気があって見た目に良いのですが、苔が滑ります。
時刻は6:41。
気持ちの良い朝陽を浴びつつ、なだらかな道を進みます。
登りはじめから15分もすると、中岳の雄大な山容が伺えはじめます。
中岳入山規制中、それを知らない自分はこの時、
本当に気持ち良く歩いていました。
素晴らしい景色。
中岳の姿を眺めながらピクニック、
そんなのが、このコースの本来の楽しみ方なのでしょうね…。
段々と大きく迫ってくる中岳山頂、
で、中岳中腹探勝路はここ迄。
順路に従い周回して登山口へと、道は続きます。
しかし、「中岳登れる」と、一点の曇りも無く信じ切っていた当時の自分は、
この看板、トラロープを超え、先へ進んでしまったのでした。
今、思えば、ロープも張ってるし、気付きそうなものなのですが、
人間って一度思い込んでしまうとダメですね。
他の情報が頭に入らなくなるものなんですねぇ…。
手品とかの原理ってこーゆーのなんだろーなー。
これ以降の写真やレポートは控えます、不適切だと思うので。
発覚は、下山後にupしたインスタグラムの投稿。
「中岳イエーイ」みたいな写真に頂いたコメントが、
「中岳登れるの?」
とんだトホホ体験でした。
色々と反省しきりです。
2016年04月17日
横岳
今月初めに行った、
高隈山、御岳から大篦柄岳までの交差縦走が歩き応えあり、楽しかったので、
15日、今度は御岳から横岳までの、南部縦走をもう一度(6年前に一回やってる)やってみようと、
再び御岳テレビ塔登山口へ向かいました。
当日の天候は快晴。
鳴之尾林道途中、

高隈山展望所から望む展望に、期待が高まります。
ワクワクが止まらないなか、るんるん♪で車を走らせ登山口も間近となった時、
林道脇に停めた、赤色灯らしきライトを付けたバンから、
迷彩柄の服の人が降りてくるや、こちらに向かいストップの身振り、手振り。
もう、一瞬で全てを悟りましたね…。
先の自衛隊機墜落事故の関係で、自衛隊が御岳周辺を封鎖し、調査してました。
追い返し係りの自衛官?に、
「だからごめんね登山口まで無理なの」
みたな事を告げられ、泣く泣く林道を引き返すハメに。
林道を一気に戻り、国道220号線沿い、ローソン鹿屋体育大学前店駐車場に停車、
独り今後の予定を協議。
だだ下がりのテンションのなか、快晴の休日と言う今日この一日をどう過ごすかを思案。
頭の片隅に浮かぶ「このまま不貞腐れてお家に帰る」と言う選択をなんとか振り払い、
やっぱりどっか山に行こうと言う結論に至るも、
当初の予定を穴埋め出来るほどの、ときめく山行も思い浮かばず、
脳内に浮かんでは消える山行計画のなかから、結局、横岳ピストンと言う答えに不時着。
下落が止まらない今日と言うこの日の株価、
なんとかストップ安まで下がるのを食い止めたものの、どーにも煮え切らないテンションのなか、
本日の山行、仕切り直し。
高隈山域の地形図は持っているものの、後はネットでちょろっと調べただけの情報を頼りに、
登山口である国立大隅少年自然の家キャンプ場を目指します。
途中、キャンプ場近くから、

とても綺麗に高隈山を望めるスポット。
鳴之尾林道からは入らなかったのですが、ここからだと横岳までフレームイン。
ほどなくキャンプ場到着。

11:09
さーて、登りますかー。

昔ながらの常設テントが並ぶキャンプサイトを抜け、

「サバイバル」が協調された横岳への道標に従い、進みます。

登りはじめは杉かなー?植林されたと思われる樹林帯をやや急登気味に、

すぐに北寄りに道は折れ、

11番分岐に。

木々に覆われた単調な登りが続き、

おや?開けたかな?と思ったら、

12:03
林道出合いに抜け出ました、ここは21番分岐。
この時ある疑問が浮かびます。
「あれ?登山ルートにある万滝って滝は、地図上では林道出合いより下になかったっけ?」
「まだ見てませんが?」
正解から先に言うと、
万滝は21番分岐を妻岳方面に進んだ林道上にある、22番分岐より下った先に存在します。
しかも「分県登山ガイド鹿児島県の山」に挙げられたコースでは、
21番分岐を経て横岳山頂へ、その後22番分岐へ下り、
さらに万滝を巡ってキャンプ場登山口へ戻る、周回コースが紹介されています。
そんな事もつゆ知らず、
標識通りに登れば滝も見れて山頂に着くだろうとテキトーに考えて登ってしまっていたので、
先の様な疑問にブチ当たり、「あれー?なんだっけー?どーだっけー?」
などのもやもやを抱えながらの道が続いてしまいます。
面倒臭がって地図ださないし。
入念な下調べもしないで登山したらこんなもんです。

後は出来る事と言ったら、
体力任せにもっさもっさと登るだけ、バカみたいに。

12:31
白山との縦走路が交わる31番分岐到着。
ここから道は東向きへ。

途中、大きなくて端正な幹の巨木。
ブナかなー。
高隈山はブナの南限らしいです。

縦走路と白山林道が交わるここは、32番分岐かな?
これを山頂方面へ横切ってさらに行くと、

九州の登山者にはお馴染みの、人吉かめさんの5分標識、

と、言う訳で狭くなった道を抜けると、

12:55
するっと山頂到着。
ぽつんと植わっているこの木は、アセビらしいです。
横岳山頂は360度ビュー。

東には、眼前に平岳、
その奥にとんがった山頂を覗かせてるのが御岳、その右肩辺りにテレビ塔が見え、
さらに裾野に目を移すと鳴之尾牧場の建屋が並びます。

上の写真より目線を少し北へ、
御岳山頂から妻岳、小篦柄岳、大篦柄岳の稜線。

西南には鹿屋市街の街並みと海岸線。
山頂到着の達成感とそこからの景色に「ふうっ」と満足。
山頂カップラ食べたら万滝の事はもうすっかり忘れて、
サクサクと下山して温泉に浸かりたい気分に。
なので下山は往路を取り、1時間ちょっとで早々に下山完了。
温泉へゴー!
楽しい一日でした。
高隈山、御岳から大篦柄岳までの交差縦走が歩き応えあり、楽しかったので、
15日、今度は御岳から横岳までの、南部縦走をもう一度(6年前に一回やってる)やってみようと、
再び御岳テレビ塔登山口へ向かいました。
当日の天候は快晴。
鳴之尾林道途中、
高隈山展望所から望む展望に、期待が高まります。
ワクワクが止まらないなか、るんるん♪で車を走らせ登山口も間近となった時、
林道脇に停めた、赤色灯らしきライトを付けたバンから、
迷彩柄の服の人が降りてくるや、こちらに向かいストップの身振り、手振り。
もう、一瞬で全てを悟りましたね…。
先の自衛隊機墜落事故の関係で、自衛隊が御岳周辺を封鎖し、調査してました。
追い返し係りの自衛官?に、
「だからごめんね登山口まで無理なの」
みたな事を告げられ、泣く泣く林道を引き返すハメに。
林道を一気に戻り、国道220号線沿い、ローソン鹿屋体育大学前店駐車場に停車、
独り今後の予定を協議。
だだ下がりのテンションのなか、快晴の休日と言う今日この一日をどう過ごすかを思案。
頭の片隅に浮かぶ「このまま不貞腐れてお家に帰る」と言う選択をなんとか振り払い、
やっぱりどっか山に行こうと言う結論に至るも、
当初の予定を穴埋め出来るほどの、ときめく山行も思い浮かばず、
脳内に浮かんでは消える山行計画のなかから、結局、横岳ピストンと言う答えに不時着。
下落が止まらない今日と言うこの日の株価、
なんとかストップ安まで下がるのを食い止めたものの、どーにも煮え切らないテンションのなか、
本日の山行、仕切り直し。
高隈山域の地形図は持っているものの、後はネットでちょろっと調べただけの情報を頼りに、
登山口である国立大隅少年自然の家キャンプ場を目指します。
途中、キャンプ場近くから、
とても綺麗に高隈山を望めるスポット。
鳴之尾林道からは入らなかったのですが、ここからだと横岳までフレームイン。
ほどなくキャンプ場到着。
11:09
さーて、登りますかー。
昔ながらの常設テントが並ぶキャンプサイトを抜け、
「サバイバル」が協調された横岳への道標に従い、進みます。
登りはじめは杉かなー?植林されたと思われる樹林帯をやや急登気味に、
すぐに北寄りに道は折れ、
11番分岐に。
木々に覆われた単調な登りが続き、
おや?開けたかな?と思ったら、
12:03
林道出合いに抜け出ました、ここは21番分岐。
この時ある疑問が浮かびます。
「あれ?登山ルートにある万滝って滝は、地図上では林道出合いより下になかったっけ?」
「まだ見てませんが?」
正解から先に言うと、
万滝は21番分岐を妻岳方面に進んだ林道上にある、22番分岐より下った先に存在します。
しかも「分県登山ガイド鹿児島県の山」に挙げられたコースでは、
21番分岐を経て横岳山頂へ、その後22番分岐へ下り、
さらに万滝を巡ってキャンプ場登山口へ戻る、周回コースが紹介されています。
そんな事もつゆ知らず、
標識通りに登れば滝も見れて山頂に着くだろうとテキトーに考えて登ってしまっていたので、
先の様な疑問にブチ当たり、「あれー?なんだっけー?どーだっけー?」
などのもやもやを抱えながらの道が続いてしまいます。
面倒臭がって地図ださないし。
入念な下調べもしないで登山したらこんなもんです。
後は出来る事と言ったら、
体力任せにもっさもっさと登るだけ、バカみたいに。
12:31
白山との縦走路が交わる31番分岐到着。
ここから道は東向きへ。
途中、大きなくて端正な幹の巨木。
ブナかなー。
高隈山はブナの南限らしいです。
縦走路と白山林道が交わるここは、32番分岐かな?
これを山頂方面へ横切ってさらに行くと、
九州の登山者にはお馴染みの、人吉かめさんの5分標識、
と、言う訳で狭くなった道を抜けると、
12:55
するっと山頂到着。
ぽつんと植わっているこの木は、アセビらしいです。
横岳山頂は360度ビュー。
東には、眼前に平岳、
その奥にとんがった山頂を覗かせてるのが御岳、その右肩辺りにテレビ塔が見え、
さらに裾野に目を移すと鳴之尾牧場の建屋が並びます。
上の写真より目線を少し北へ、
御岳山頂から妻岳、小篦柄岳、大篦柄岳の稜線。
西南には鹿屋市街の街並みと海岸線。
山頂到着の達成感とそこからの景色に「ふうっ」と満足。
山頂カップラ食べたら万滝の事はもうすっかり忘れて、
サクサクと下山して温泉に浸かりたい気分に。
なので下山は往路を取り、1時間ちょっとで早々に下山完了。
温泉へゴー!
楽しい一日でした。
2016年04月12日
御岳-大篦柄岳
なんだか間が空いてしまいましたが、久々の山行。
今月3日、高隈山へ行って来ました。
高隈山は6年前、
御岳から横岳まで歩く、南部縦走を行った事あるのですが、
今回は、御岳から大箆柄岳まで、交差縦走と呼ばれるコースを歩いてみました。
と、言う訳で、御岳5合目テレビ塔登山口へ向かいます。
アクセスは簡単、
カーナビに『鳴之尾(めいのお)牧場』と入力して、ナビの指示に従い走ります、
鳴之尾牧場まで3㎞にある分岐を、鳴之尾牧場方向を外し、
御岳登山口へと道を取り(標識有り)、
後はひたすら登山口まで林道を登り詰めるだけ。
で、登山口到着。
天候はガスガスのドス曇り。
登る支度を整えた頃には小雨が降りだす始末。
ザックからレインウェアを取りだし、着込んで、

08:55 出発。
まずは舗装路を登り、

登山者カウンターを押して階段の道へ。

ほどなく道は登山道に。

15分も登ると、テレビ塔施設に出くわします。
NHK、民法各局のロゴが書かれた、建物やアンテナを横目に通り過ぎ、

黙々と登山道をゆきます。
登山口の標高が760m、約1182mの山頂まで、400m程の標高差となり、
道は、平坦な道と、岩場を含む急登を交え、山頂まで続きます。
久々の山登り、足に乳酸を感じつつヒーコラ進んで、

8合目。

8合目から少し登ると尾根に出て、分岐。
高隈山の各分岐には番号が振られており、
登山計画を立てる際や登山中、分かりやすく便利です。
この分岐は35番分岐、
写真左手は御岳山頂へ、右手は上祓川登山口へ。

なだらかな、山頂へと続く道。

途中、すぐに9合目の標識。
ここは開けていて展望所にもなっていたのですが、
望めるのは激ガスの真っ白い中空のみ。

なので、辿り着いた御岳山頂も真っ白。
そしてかなりの強風が吹き荒れていました。
山頂到着時刻は09:48。

レインウェアを着ていたとは言え、雨に当たってるし、
冷たい風に長時間さらされるのは身の危険を感じたので、
長居する事も無く、御岳山頂を後にし、

大篦柄岳へと続く縦走路へ。

御岳-大篦柄岳間の縦走路は概ねフラット、走り出したくなります。

10:15 妻岳分岐。
妻岳分岐は34番。
真っすぐ西に向かうと6年前にやった南部縦走のコースへ、
妻岳を経て横岳まで、さらには白山まで、行く事が出来ます。
今回は北寄りに付けられた道へ、大篦柄岳を目指します。

ガスが煙る登山道には、散った赤い花。
なんだかティム・バートン風、幻想的。
なんて言う花だろう。

依然、フラットに続く道。
高度は1100m前後を上げ下げしつつ、

10:32
スマン峠に到着。

大隅湖方面(現在通行禁止)やスマン峠登山口からの道が縦走路と交わる、
高隈山登山道の一大ジャンクション。

スマン峠を越えると、大篦柄岳名物クマザサが、道の両脇を囲むようになります。

そして10:52、
小篦柄岳への分岐まで辿り着きました。
ここから20分ほどで、小篦柄岳のピークに向かえるようですが、
この天候だし気も乗らず、スルーしていよいよ近い大篦柄岳山頂を目指します。

道は次第に登り気味に、
1100m程の高度から、1237mの山頂までの最後の登り。
クマザサは繁々。
晴れていれば、この辺りから山頂の姿も伺える筈なのですが、
ガスに覆われてなんにも見えません(泣)

御岳山頂から縦走路を歩く(走る?)こと約1時間半の11:18、
辿り着いた大箆柄岳山頂も、ガスガスの真っ白。
半分くらいの達成感と、来た道を再び戻る億劫さを交えつつ、
独りもそもそと山頂カップラ。
んで、ピストン開始。
早々とやっつけたい帰路、ほぼ小走りで歩き倒して、
12:43 御岳山頂を再び踏み、下山の途へ。
ほぼ下山も終わり、登山口近くへ下っていると、
お城の様な建物が並ぶ、鳴之尾牧場の風景が、ふと目に飛び込んで来ました。

登っている時は、ガスがかかってて見えなかった風景。

ズーム。
なんだか最後、この景色にほっこり癒されました。
約4時間半の行程、
始終、ガスガスの今回の縦走でしたが、歩き応えもあり、
終わってみると満足ゆく達成感を味わう事が出来ました。
行って良かったー。
今月3日、高隈山へ行って来ました。
高隈山は6年前、
御岳から横岳まで歩く、南部縦走を行った事あるのですが、
今回は、御岳から大箆柄岳まで、交差縦走と呼ばれるコースを歩いてみました。
と、言う訳で、御岳5合目テレビ塔登山口へ向かいます。
アクセスは簡単、
カーナビに『鳴之尾(めいのお)牧場』と入力して、ナビの指示に従い走ります、
鳴之尾牧場まで3㎞にある分岐を、鳴之尾牧場方向を外し、
御岳登山口へと道を取り(標識有り)、
後はひたすら登山口まで林道を登り詰めるだけ。
で、登山口到着。
天候はガスガスのドス曇り。
登る支度を整えた頃には小雨が降りだす始末。
ザックからレインウェアを取りだし、着込んで、
08:55 出発。
まずは舗装路を登り、
登山者カウンターを押して階段の道へ。
ほどなく道は登山道に。
15分も登ると、テレビ塔施設に出くわします。
NHK、民法各局のロゴが書かれた、建物やアンテナを横目に通り過ぎ、
黙々と登山道をゆきます。
登山口の標高が760m、約1182mの山頂まで、400m程の標高差となり、
道は、平坦な道と、岩場を含む急登を交え、山頂まで続きます。
久々の山登り、足に乳酸を感じつつヒーコラ進んで、
8合目。
8合目から少し登ると尾根に出て、分岐。
高隈山の各分岐には番号が振られており、
登山計画を立てる際や登山中、分かりやすく便利です。
この分岐は35番分岐、
写真左手は御岳山頂へ、右手は上祓川登山口へ。
なだらかな、山頂へと続く道。
途中、すぐに9合目の標識。
ここは開けていて展望所にもなっていたのですが、
望めるのは激ガスの真っ白い中空のみ。
なので、辿り着いた御岳山頂も真っ白。
そしてかなりの強風が吹き荒れていました。
山頂到着時刻は09:48。
レインウェアを着ていたとは言え、雨に当たってるし、
冷たい風に長時間さらされるのは身の危険を感じたので、
長居する事も無く、御岳山頂を後にし、
大篦柄岳へと続く縦走路へ。
御岳-大篦柄岳間の縦走路は概ねフラット、走り出したくなります。
10:15 妻岳分岐。
妻岳分岐は34番。
真っすぐ西に向かうと6年前にやった南部縦走のコースへ、
妻岳を経て横岳まで、さらには白山まで、行く事が出来ます。
今回は北寄りに付けられた道へ、大篦柄岳を目指します。
ガスが煙る登山道には、散った赤い花。
なんだかティム・バートン風、幻想的。
なんて言う花だろう。
依然、フラットに続く道。
高度は1100m前後を上げ下げしつつ、
10:32
スマン峠に到着。
大隅湖方面(現在通行禁止)やスマン峠登山口からの道が縦走路と交わる、
高隈山登山道の一大ジャンクション。
スマン峠を越えると、大篦柄岳名物クマザサが、道の両脇を囲むようになります。
そして10:52、
小篦柄岳への分岐まで辿り着きました。
ここから20分ほどで、小篦柄岳のピークに向かえるようですが、
この天候だし気も乗らず、スルーしていよいよ近い大篦柄岳山頂を目指します。
道は次第に登り気味に、
1100m程の高度から、1237mの山頂までの最後の登り。
クマザサは繁々。
晴れていれば、この辺りから山頂の姿も伺える筈なのですが、
ガスに覆われてなんにも見えません(泣)
御岳山頂から縦走路を歩く(走る?)こと約1時間半の11:18、
辿り着いた大箆柄岳山頂も、ガスガスの真っ白。
半分くらいの達成感と、来た道を再び戻る億劫さを交えつつ、
独りもそもそと山頂カップラ。
んで、ピストン開始。
早々とやっつけたい帰路、ほぼ小走りで歩き倒して、
12:43 御岳山頂を再び踏み、下山の途へ。
ほぼ下山も終わり、登山口近くへ下っていると、
お城の様な建物が並ぶ、鳴之尾牧場の風景が、ふと目に飛び込んで来ました。
登っている時は、ガスがかかってて見えなかった風景。
ズーム。
なんだか最後、この景色にほっこり癒されました。
約4時間半の行程、
始終、ガスガスの今回の縦走でしたが、歩き応えもあり、
終わってみると満足ゆく達成感を味わう事が出来ました。
行って良かったー。