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Posted by naturum at

2019年04月21日

屋久島2019②



~2016年、栗生の青少年旅行村キャンプ場から見上げた七五岳~

湯泊林道を歩き終え、七五岳目指し湯泊歩道を歩きます。

標高900m付近から七五岳への分岐、1500m付近まで、一気に登る道。

1000m辺りにある、池?。ここもテント張れそうなところ。

池を過ぎると段々と、苔むした風景も現れますが、

原生林の荒れた道を登り上げるのに必死。

荷物の重さと足腰の疲労がしんどい最中、
森に陽が差し込み、

力強い美林に、見とれてしまいます。
そんなこんな、歩道入り口から2時間、
待ち望んだ、

七五岳分岐、到着。
何故か傍らにビールの空き缶が…。

ザックを投げ出し、七五岳への道に入ると、
そこからは、なんかもー、うっひょー!って感じで、無心に山頂を目指している自分がいました。
テンション上がってたんでしょうね。念の為のヘッ電を、持ってくの忘れてるし。
時刻は16:30。

登り返しや、ロープ場、道が不明瞭な箇所もありましたが、
ずんずんと山頂に近づき、最後の岩と岩の間を飛び越え、登ると、

七五岳山頂。
まずは、北側に、奥岳の姿が目に飛び込みます。
永田岳、宮之浦岳、黒味岳の山頂も微かに。
時計周りに目線を動かすと、

ジンネム高盤岳、翌朝に登る烏帽子岳を捉えます。
さらに、時計回りに、南東側には、

もうもうとガスが立ち込み、湯泊の集落や海を隠していました。
ガスの勢いは激しく、

南西の眼下には、雲海が広がるのみ。
自分が今居る、この山頂まで、ガスに飲み込まれてしまうのではないかと、恐怖すら感じました。

あの、山頂に立っている、と言う喜びと充実感。
迫るガスと日暮れ、さらには、来た道をまた辿って戻れるか、と言う不安、
綯い交ぜの気持ちで、山頂のひと時を過ごし、そそくさと山頂を後に。

道を戻る目線の先には、明日登る烏帽子岳がくっきりと大きく。
山頂の岩がほんとに印象的な山だなー。
程なく、分岐に戻り、さらに5分ほど登り進むと、

到着、今日のお宿、ミノの小屋跡。
写真左手、沢へ下りると水場、水量は少な目。
水を汲んで、テントを張ると、

すっかり辺りは、日暮れてました。

つづく
  


Posted by なおさく at 14:52Comments(0)湯泊歩道七五岳