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Posted by naturum at

2015年06月26日

カップヌードルごはん



ネットでは紹介され尽くした感のある、山メシとしてのカップヌードルごはん使用ですが、
GWの尾之間歩道ビバークで僕もヤってみたのでレポりたいと思います。

まず、何故カップヌードルごはんなのかと言うと、
やはり一番の理由は荷物の軽量化。
今まではあまり食料の重さは気にしないで、ガスガスと担いで行ってたのですが、
参考例▼

※2014年の祖母山-古祖母山縦走時(一泊)の食料。
コレでは、さすがにザックの重量に対して食料の占めるウェイトが大き過ぎ。
テント泊山行時には必ずと言っていい程、
ザックの重たさに泣かされるのに、毎回なんでかヘビーウェイトな食料をチョイス。
そろそろ軽量化しよーかなー、なんか良いのないかなー、
と思案した末、辿り着いたのがカップヌードルごはんでした。
アルファ米だと白米になるのでレトルトのカレーや何かが必要となるし、
パスタは茹でたりお湯を切ったりするのが面倒。
手っ取り早くもっさりと炭水化物を摂取でき、尚且つ軽い、日清カップヌードル大好き。
迷う事無くカップヌードルごはんに決定。

しかし、「食事の楽しみ」て言う点では幾分心配が。
これまでは、ワイン飲んでそれに合う食べ物、バゲットを用意したりして、
登山中の食事の時間って言うのは、
それはそれは「山に登る」と言う事と同等くらいのお楽しみタイムとなっていたのですが、
カップヌードルごはんでそれを全て補えるかと言うと、期待するのが酷ってもの。
「食事の楽しみ」は今回は抑えつつ、軽量化、利便性を優先。
と言ってもカップヌードルごはんは美味しいし、
結果から言うと、
コレと魚肉ソーセージと三岳ペットボトルで、
それなりに充実のご飯タイムを過ごす事が出来ました。
有りです、カップヌードルごはん、
今後もお世話になろうと思ってます。

前置きが長くなりましたが、作り方や仕上がり等は以下となりました。

パッキングはこんな感じ。

容器の中身を全てジップロックに入れるだけ。
中身は写真に写っている乾燥味付けお米みたいなのと、香味油の小袋のみ。
因みに自分は、一個分では物足りないので二個分の量を持って行きました。
コレで700キロカロリー越え。

本来は電子レンジを使って調理するのが主らしいのですが、
さすがに山に電子レンジは設置されていないので、
容器に書かれている、フライパン調理での作成手順を参考にして作ってみました。

まずは水を入れて沸騰させてお湯をスタンバイ。
二個分なので倍量の400ml沸かしました。
湧いたら一旦火を止め、中身を投入。
海老、玉子、ポーク、

カップラと同じ、毎度お馴染みの具材たちがちりばめられています。
プリムスのライテックトレックケトル&パンを使用したのですが、
二個分のカップヌードルごはん作成に、狂おしいほどジャストフィット。

んで、④中火にして時々かき混ぜながら加熱する。
の行程へ。

味を馴染ませつつ水気を飛ばす様な感じで混ぜ続けます。
因みに、折り畳み式のスプーンだと、
混ぜている最中、ご飯の抵抗により折り畳み部分が閉じられてしまうのが煩わしかったです。
金属製のスプーンや、スポークとかの方が適しているかも。
いや、スポークだとしなるかも。

水分が飛んで段々とおじやの様な見た感じに。
日本国民が皆、即座に想像できるであろう、
あの、良い香りが漂います。
水気が無くなる手前で火を止め、と説明書きにはありますが、
そのポイントが分からず戸惑いましたが、

まぁてきとーな所で火を落とし蓋をして、

5分待つ!

5分後、蓋を明け香味油(二個分)を回しかけてかき混ぜて、

完成。
ケトルの中身は、度重なるかき混ぜ作業によって縁に色んなものが付着、
絵面が悪かったので、撮影を諦めました。

ごはんにぱらぱら感は無く、
食感的にはピラフとおじやの中間くらいかなー。
ですが、味はあのまんま、みんな大好きカップヌードル、
あの味。
コレをスプーンですくい上げ豪快にもっさもっさと頬張ると、
なかなかの多幸感に包まれます。
そして、
食べ尽くすと胃にずっしりとキます、期待通りの満足度。
その後は魚肉ソーセージ齧りつつ三岳ちびちび、
最高とも言えるコンボでした。

この、日清のごはんシリーズは多数のラインナップが用意されているので、
味を変えてまた色々持ってってみよーと思います。
個人的に気になるのは出前一丁のやつかなー。

ともかく、山中泊のお供にピッタリの逸品でした。  


Posted by なおさく at 18:59Comments(2)クック的な

2015年06月14日

大障子岩2015②

無事、前障子のピークを踏み、
次はいよいよ大障子岩のピークを目指します。
去年は積雪に因るルートロスの為、山頂に続く大岩付近で撤退。
今回こそはと、鼻息荒く進みます。

前障子-大障子間の道は、テープ少な目。

あってもこんな、

古びたテープも多く、見落としがちに。

反面、踏み跡は明瞭に付いています。
まぁ、西へ向かって尾根を歩くのみなので迷う事は無いのですが、
その気楽さも、

この、最初の大岩の基部に至るまでです。
10:05 到着。
ここから道は迷路の様に。

岩と岩との間を抜け、

巨岩の基部を何度も巻き、
登りに登ってゆきます。

その、地形の複雑さを示すかの様に、
テープの数はそれまでより格段に多くなるのですが、
先に述べた「西へ向かって尾根を行く」って言う概念、感覚が頭にあると、
去年の自分の様に、ルートロスを起こしてしまいがちになると思います。
と、言うのも、
大障子岩の山頂への道は、北寄りに、戻り返す様についているのです。
かつ、大岩を周回する様に巻く場面もあるので、
あたかも、ぐるぐる周りながら逆送しているかの様な錯覚に陥るのです。

今回は積雪が無かったので、忠実にテープを追う事が出来たのですが、
来た道を戻ってるんじゃないかなー?
と、疑心暗鬼が止まらないなか、恐る恐る進んで行きました

ら、11:08
山頂到着。
辺りは木々に覆われていますが、
西側に少し行くと崖になっていて開けてて、祖母山を眺められる特等席。
なのですが、
そこには、白水から登って来られたと言うご夫婦がまったり中でした。
お邪魔にならぬよー、
三角点辺りに体育座りで、コンビニおぬぐりを食べて休憩。
それにしても、何も無い山頂だなー、
普通、標高とかを示した標柱か何か有るのに 、
と、ザッとその辺を見渡したら、
あ。

看板が落っこってました(汗)
そんなしてたらご夫婦がこちらに気付いて、
「あ、すみません、すぐ退きますねー」
と、片付け始めたので、
こりゃ悪いと思い、
「あー、いえー、すぐ行きますのでごゆっくりー」
と、そそくさと山頂を後に。
山頂からの展望の写真くらい撮っとけばよかったなー。
まーでも、
今回のミッションである大障子岩のピークハントを無事、果たせ、
「よし!」と片手ガッツポーズで、

八丁越へと続く分岐へIN。
因みに、大障子岩山頂から一旦来た道を戻った所に、
この分岐があります。
山頂から祖母山目掛けて西へ進んだら崖しかありませんので要注意。
写真右手、テープの方に進みます。
登る時は左手から登って来ました。

少し下ると、先ほど居た山頂の大岩が見上げられます。
デカいなー。

11:40 八丁越に到着。
愛山新道からや、白水コースとの道が交わる所。
さて、山頂直下の急な下りもやっつけて、此処まで来たし、
後は鹿の背、池の原を通過して宮原から下るのみ。
と、ゆー訳で、

ここでカップラ。
尾根に出てからはまだ気温が低かったので、
温かいコレ美味しかったー。

14時くらいを下山の予定としていたので、
カップラ食べたらスピードアップ。

12:23 鹿の背通過。
渡った後に振り返って撮影。
引き続き、池の原目指してがつがつ歩いてたら、
道を少し外れた所に祖母傾の稜線が見渡せる、ナイススポット発見。

クリックで拡大
やー、良い景色だなー、
と、感心してたら足元に古びた板っ切れが転がってましたので、
なんだコレー?と手に取って見てみたら、

「池の原展望台」って書いてました(汗)
ソレっぽく戻しといた。

少し行くと開けた所に出合います。
池の原でビバークって言ったらこの辺でするんでしょうねー、
テント張るには最適で、気持ち良さそうな所でした。
でも、水場が無いんですよねー。
で、ずんずん進んで、

スズタケの道に突入、

抜けるとそこは宮原。
13:10 到着。
西へまっすぐ進むと祖母山へ、いつかは縦走してみたいなー。
でも今回はここより尾平へ下山。

宮原-尾平間は登りで1回、下りで1回歩いているので何の心配も無し。
マッハで駆け下ります。

14:11 ほぼ下り終えて奥岳川の渡渉点。
晴天の陽に照らされた水流がキラキラと輝いてて、本当に綺麗でした。
水量も多かったし。

渓谷の流れにうっとりしつつ、
14;19 いつもの吊り橋を通過。
尾平登山口へ戻ります。

渓谷を抜けて尾平登山口へ向かう舗装路に抜け出たら、
晴天の真っ青の空と、白い雲が出迎えてくれました。
そよ風がふんわりと抜けてゆく心地良い気候。
そして祖母傾の稜線に浮かぶ岩峰群。
後向き歩きでこれらを見上げながら歩いている瞬間が、
今回の部分縦走のなかで最も気持ち良く歩いた瞬間でした。

やっぱり山登りは良いなー。

おわり。
  


Posted by なおさく at 18:02Comments(2)●祖母傾大障子岩

2015年06月10日

大障子岩2015①

6月5日、20:00。
悪名高い県道7号を、尾平目指してレンタカーのパッソでひた走る。
鹿、鹿、鹿、野うさぎ、子供の頭くらいの大きさのカエル。
夜の路上は生き物パラダイス。
天候は雨、ガスで見通しの利かないくねくね道を辿り、
20:30、やっとこさ尾平登山口に到着。
先客は無く、ヘッドライトを落とすと辺りは真っ暗闇。
ヘッ電の灯りで、ポテトチップ食べつつ缶チューハイ呑んで、
22:00前、アラームを3:30にセット。
車内にて就寝、車中泊。

2度寝をぶっこいて4:40起床。
急いで支度を整えて、

5:55 用意、出発。

6月6日、大障子岩に登ってきました。
コースは、
健男社⇒前障子⇒大障子⇒八丁超⇒宮原⇒尾平登山口
そう、去年計画して挑戦したものの、
積雪とルートロスにより、大障子岩ピーク手前で撤退したあの時と同じコース。
去年も、車内で仮眠して寝坊してのスタートだった様な気が・・・(汗)

と、言う訳で、
車を尾平にデポして、積んできたチャリんこで健男社を目指して爆走。

奥岳川沿いを気持ち良くサイクリング。

6:29 健男社到着。
前日までは雨だったのですが、この日は晴れの予報。

さーて行きますかー。

健男社から続く舗装路を登り、
登山届ボックスやダムを経由して、

いっこ目の鹿避けネットにIN。
去年はこの後に続く2個目の鹿避けネットに辿り着く前に、
誤って地籍調査用らしい別の道に迷いこんでしまったのですが、

2度目の今回は難なく2個目ネットにIN成功。
しかしこの、2個目のネットへの道は分かり難いのは確かです。
1個目のネットを過ぎて登り進んでゆくと、
左手に2個目のネットに通ずる道があるのですが、
v字状に、若干折り返す様に道がついている為、
登っている時の目線からは気付き難いのです。
解決策として、1個目のネットをくぐり抜けてから暫く、
後ろ向き歩きで歩けば気付き易いと思います。

さて、ネットをくぐり、
尾根に取り付きます。
時刻は7:07 なんかのんびりやってるなー。

踏み跡とテープはしっかり付いています、
最初だけですが(汗)

渡渉箇所、
前日の雨で水量は多め。
この、ぷち滝みたいなのの上を渡ります。

渡るところ。

登山口である健男社の標高が400mくらい、
そこから、最初に展望が開け尾根歩きがスタートする黒岩山ピークが1204m。
実に800mほどの標高差を一気に登り上げる序盤。
日帰りの軽いザックだから良いものの、
これがテント泊装備だったら相当骨が折れると思い、ゾッとします。

がっちり登り詰めてゆくとやや開けた場所に出合い、

8:27 するっと黒岩山ピークに到達。
ガスがかかっていて大障子岩の岩峰は確認出来ず。

ここからは尾根歩きが続きます。

樹林帯だったり、

大岩を巻いていったり。

次第にもんわり辺りが白みがかってきて、

9:18 辿り着いた前障子はガスに包まれていました。
前回は雪、今回はガス、
とほほ。
しかし、登頂を諦めた前回とは違い、
今回はコレに登って前障子のピークを拝んでみよーと、
恐る恐る岩を登り、

9:25 標高1409m、
前障子のピークに到着。
岩を登ってすぐにピークに着くのかと思っていたのですが、
ちょこっと樹林帯を歩いてその先に上の写真となりました。
で、戻り返して岩を下ります。

下り目線。
怖かったですが無事に下り、
前障子を正面に見て左手に続く、先へ。
大障子岩目指して歩きます。
そう、今回の目的は只ひとつ。
大障子岩のピークハントのみなのです。

つづく
  


Posted by なおさく at 19:58Comments(0)●祖母傾大障子岩