2018年10月19日
続・遠目木山 嶺の山
遠目木山山頂を踏み、次は嶺の山を目指します。
遠目木山山頂付近にこの標識。
嶺の山は、牟礼山、とも呼ばれています。
メインの遠目木山には登ったので、
嶺の山はもー、なんか、下山路の通過点、
みたいな感じで、やっつけ気味に向かっていたのですが、
若干、不明瞭な踏み跡、ちょっと慎重気味に進みます。
と、
完全にルートが寸断された箇所にぶち当たりました。
うっすら気味の踏み跡に、倒木が折り重なり、
先の道の見通しが、全く分かりませんがな。
倒木を乗り越えて、進んでみても、続く様な道も無く、
倒木密集箇所を避けるように、巻いて巻いて進んでみると、
本来の登山道に合流できました。
図らずも、登山への集中力が一気に上がった瞬間でした。
が、あとはスイスイ。
基本、道はお優し目。
遠目木山山頂から40分ほどで、
権現堂に到着。
南西方面の見晴らしが良くひらけてました。
海が綺麗でホッと一息。
ここまで来ると山頂は目と鼻の先、
ありました、
登山道にポツリと嶺の山山頂の標識、到着。
あとは下山するだけ。
嶺の山登山口に下りて、林道を経て里の集落へ。
で、30分ほどで、
無事に嶺の山登山口に下山完了。
「雨タモレ」て書いてますねー、雨乞いの事だそうです。
先の権現堂と言い、嶺の山は信仰のなにかだったみたいですね。
では、林道をぶらーっとやっつけてー、
里の集落へ下りて、ちょっと散策。
武家屋敷跡。
石垣づくりの塀が並ぶ、趣ある通りでした。
里の集落をちょっと見学&買い物して、ホテルへ。
チェックインして、
温泉入って、
上げ膳下げでゴハン食べてお酒呑んで、
たまりまんせんなー、がーっはっはー。
翌朝、
フェリーで、帰路へ。
今回は山だけだったので一泊でしたが、
甑島を満喫しようと思ったら、二、三泊しないと足りなさそう。
また遊びに行きたいなー。
おわり。
オマケ▼
さて、せっかくなので、
甑島への行き方を付記しておこーと思います。
-甑島への行き方-
甑島への行き方なのですが、飛行機の便は無く、
船で島へ渡る事になります。
甑島へ渡る航路は、以下のふたつ。
・高速船甑島(川内港ターミナルより出発)
・フェリーニューこしき(串木野新港より出発)
どちらも甑島商船にて運行。時刻表はコチラ。
スケジュールの関係から、我々は、
行きの便は高速船で、帰りの便はフェリーで渡る事にしました。
船以外にもJRとバスを乗り継ぐ必要があります。
鹿児島中央駅から始まる移動は、下の地図の通り。

行きは、鹿児島中央駅→川内駅→川内港→里港
帰りは、里港→串木野新港→串木野駅→鹿児島中央駅
川内駅-川内港間、串木野駅-串木野新港間、
両間シャトルバスが運行されています。
時刻表はコチラからPDFをダウンロード。
■川内港ターミナル・高速船
高速船の発着する川内港ターミナルはこんな感じ。
綺麗な外観でしたよ。
それもそのはず、このターミナル、及び高速船は、
ななつ星(JRの)でお馴染みの水戸岡鋭治デザイン。
言われてみれば、いかにもそんな感じでした。
で、ここで発券(要予約:インターネット予約はコチラから)を済ませ、乗船となります。
んで、乗り込むのはこの船。
内部▼
因みに、航海中、
意外と船が揺れてドキドキしました。トイレ行く時とか。
帰りに乗ったフェリーはこんな感じ。
誰デザインとかはありません。
けっこー大きな船です。
里港から乗り込んだのですが、かなりの人が乗り込んでました。
呑気に構えてた我々は、客席に空きが無く、
デッキで(座席は有り)串木野新港までの時間を過ごしました。
雨降ってるのに。
以上。
オマケ、甑島への行き方、でした。
2018年10月16日
遠目木山 嶺の山
分県登山ガイド「鹿児島県の山」を見ていると、
どーにも気になる山のページがあります。
遠目木山・嶺の山です。
甑島。
大きく分けると、上甑島、中甑島、下甑島の、三つの島からなる、
東シナ海に浮かぶ甑島列島。
その、上甑島に位置する、小さな二つの山が、遠目木山と嶺の山。
並んだピークは縦走が出来、
分県登山ガイド「鹿児島県の山」には、同じページで紹介されています。
10年近く前、初めて見たときから気になっていて、
何度か計画を立てては、諸々の事情で計画倒れになっていましたが、
先月、やっと行く事が出来ました。
9月23日から24日にかけて、奥さんと。

と、言う訳で上甑島、里港到着。
早朝に自宅を出発したので、到着は10時前。
チェックインにはまだですが、
まずはホテルに荷物を預けに向かいます。
港のすぐ目の前。

リゾートホテル甑島館へ。
一泊二食付きで温泉完備。
フロントに荷物を預けて、出発。
港からクルっと集落の方に目を向けると、
目指す山が、目に飛び込んできます。

あのピークが遠目木山と峰の山。
一番左のピークが嶺の山で、その右が遠目木山。
真ん中の人工物はなんかのオブジェ。
遠目木山の方が標高が高く、まーそれでも423m。低山です。
「鹿児島県の山」には、
「港から登山口まで4㌔あまりあるので、日帰りならタクシーかレンタカーを利用しよう」
と、ありましたが、我々は徒歩で目指します。
1時間くらいかなー、と、集落を呑気にてくてく。

この日は、小中合同の運動会が開催されていて、賑やか。
で。
18分後、
わーぷ。

登山口到着。
ワープって最近の人、言うかね?(恥)
何が起こったかと言うと、
登山名物、逆ヒッチハイクです。
登山口目指して歩いてると、島のツアー会社のワゴンに声をお掛け頂き、
「遠目木山の登山口目指して歩いてるんス」
て伝えると、「じゃー。乗っけてあげますよ」と、ご親切に載せて頂きました。
ほんと、ご親切で、ありがたいかぎり。
人生4度目(全て山で)の逆ヒッチハイク体験。
そんな訳で、難なく登山口に到着できたので、

早速、準備して登り始めます。
登山道はなんの問題も無く、
この時期、まだ茂り気味の道を、

登り進みます。
直登の様な、長めのつづら折り状の道が続き、
山頂近くなると、道は小幅なつづら折りに。

山頂までの距離を示す標識。
登り始めて1時間ほどで、

スルっと山頂到着。
「おや、地味な山頂」と、思いきや、
ノンノン、歩き進んで眼下に広がるのは、

日本有数の、トンボロ地形に並ぶ、里の集落。
を、含む、海と島の、この風景。
これが見たかったんです。
やー、素晴らしー。
因みにトンボロとは▼
海を隔てた島が、沿岸流でできた砂州で結ばれた陸繋島をイタリア語でトンボロといい、
海底や沿岸流によって運ばれた砂や石が、波の作用によって水面上に現れたものです。
薩摩川内観光物産ガイドより

ちょっと目線を移せば、あれは中甑島かなー。
それとは反対、東側を振り向くと、

これから目指す、嶺の山のピークが伺えます。
景色を堪能したら、次はあちらに。
つづく。
どーにも気になる山のページがあります。
遠目木山・嶺の山です。
甑島。
大きく分けると、上甑島、中甑島、下甑島の、三つの島からなる、
東シナ海に浮かぶ甑島列島。
その、上甑島に位置する、小さな二つの山が、遠目木山と嶺の山。
並んだピークは縦走が出来、
分県登山ガイド「鹿児島県の山」には、同じページで紹介されています。
10年近く前、初めて見たときから気になっていて、
何度か計画を立てては、諸々の事情で計画倒れになっていましたが、
先月、やっと行く事が出来ました。
9月23日から24日にかけて、奥さんと。
と、言う訳で上甑島、里港到着。
早朝に自宅を出発したので、到着は10時前。
チェックインにはまだですが、
まずはホテルに荷物を預けに向かいます。
港のすぐ目の前。
リゾートホテル甑島館へ。
一泊二食付きで温泉完備。
フロントに荷物を預けて、出発。
港からクルっと集落の方に目を向けると、
目指す山が、目に飛び込んできます。
あのピークが遠目木山と峰の山。
一番左のピークが嶺の山で、その右が遠目木山。
真ん中の人工物はなんかのオブジェ。
遠目木山の方が標高が高く、まーそれでも423m。低山です。
「鹿児島県の山」には、
「港から登山口まで4㌔あまりあるので、日帰りならタクシーかレンタカーを利用しよう」
と、ありましたが、我々は徒歩で目指します。
1時間くらいかなー、と、集落を呑気にてくてく。
この日は、小中合同の運動会が開催されていて、賑やか。
で。
18分後、
わーぷ。
登山口到着。
ワープって最近の人、言うかね?(恥)
何が起こったかと言うと、
登山名物、逆ヒッチハイクです。
登山口目指して歩いてると、島のツアー会社のワゴンに声をお掛け頂き、
「遠目木山の登山口目指して歩いてるんス」
て伝えると、「じゃー。乗っけてあげますよ」と、ご親切に載せて頂きました。
ほんと、ご親切で、ありがたいかぎり。
人生4度目(全て山で)の逆ヒッチハイク体験。
そんな訳で、難なく登山口に到着できたので、
早速、準備して登り始めます。
登山道はなんの問題も無く、
この時期、まだ茂り気味の道を、
登り進みます。
直登の様な、長めのつづら折り状の道が続き、
山頂近くなると、道は小幅なつづら折りに。
山頂までの距離を示す標識。
登り始めて1時間ほどで、
スルっと山頂到着。
「おや、地味な山頂」と、思いきや、
ノンノン、歩き進んで眼下に広がるのは、
日本有数の、トンボロ地形に並ぶ、里の集落。
を、含む、海と島の、この風景。
これが見たかったんです。
やー、素晴らしー。
因みにトンボロとは▼
海を隔てた島が、沿岸流でできた砂州で結ばれた陸繋島をイタリア語でトンボロといい、
海底や沿岸流によって運ばれた砂や石が、波の作用によって水面上に現れたものです。
薩摩川内観光物産ガイドより
ちょっと目線を移せば、あれは中甑島かなー。
それとは反対、東側を振り向くと、
これから目指す、嶺の山のピークが伺えます。
景色を堪能したら、次はあちらに。
つづく。