2017年05月28日
屋久島2017①
~プロローグ~
2012年、太忠岳に登った時、登山道に「石塚分かれ」と書かれた小さな標識を見かけました。
その時はまだ、屋久島の山岳に対する知識も浅く、
「あー、ここから石塚小屋へも行けるんだなー」と、一瞥を投げ、通り過ぎただけでした。
その後、屋久島の山々の知識が深まるにつれ、太忠岳のすぐそばには石塚山と言うピークがあって、
あの時見た「石塚分かれ」の標識は、石塚小屋へ続いているのでは無く、
その、石塚山山頂へ向かう分かれ道だった、と言う事に気付きました。
それから常々、いつか登ってみたいな、と思ってたので、今回いよいよ石塚山へ登ってみる事にしました。
~計画~
調べたところ、石塚山へはヤクスギランドから太忠岳登山道、そして石塚分かれを経て山頂へ、
往復6時間ほどのコース。
山中泊で長い歩道を歩く訳でも無いので、どこかの宿に前泊して、
翌早朝から登れば下山後、当日のトッピーで帰れる、そんな、一泊二日のプランに決定。
そうして、1日目はゆっくりとお昼過ぎにでも屋久島に到着すれば良し、
と、のんびり構えて予定日のちょっと前にトッピーの予約を行ってみたら…、
予定日、宮之浦にお昼過ぎに着く便は全て満席に、
じゃ、いっそ朝イチに到着してしまおうと、9:45宮之浦港到着のチケットを予約。
さて、宿のチェックインまでの時間をどう潰そうかしら、と思案してみて思い付いたのが、
いつか歩こうと思っている永田歩道の入り口を下見してみる、と言うプラン。
しかも、宮之浦-永田間を自転車(レンタル)で移動してみよう、と気まぐれに思い付き、
下記の計画に。
1日目(5月14日):9:45宮之浦港着⇒宮之浦-永田チャリ移動&永田歩道下見、安房にて前泊。
2日目(5月15日):早朝より石塚山ピストン、17:00宮之浦港発⇒
~屋久島ライド(笑)~
かくして5月14日、自宅最寄り駅からJRで南埠頭へ、7:45発のトッピーに乗り込み、
9:45、宮之浦港へと上陸。
まずは徒歩で、レンタルサイクルを予約していた、屋久島観光センターへと向かいます。
港から5分足らず、到着。
お食事からお土産、登山道具のレンタルまで、観光客の強い味方、屋久島観光センター。
自転車のレンタルも行っており、カウンターにて予約していた旨を告げ、
自転車置き場へ案内され、渡された自転車がコレ▼

本日の"足"ゲット!
因みに料金は1日1000円。
予約はコチラのHPより、屋久島観光センターや森のきらめきで貸出、返却できます。
さー!目指すゼ永田ー!
と、勢い良く漕ぎ出したのですが…、この自転車がなかなかアレで(汗)
パッと見、明らかにメンテナンス不足なオーラがぷんぷんで…。
まずは激低い位置設定のサドルを適正位置に直し、
その後、漕ぎ出してみてもなんだかタイヤがバインボインしてて…、どうやら空気圧が足りない模様。
さらには、6段変速のギアの「5」の段が、スプロケットが激しく歯飛びしてて走行不能。
「6」と「4」を駆使して、高低差激しい道のりを進むハメに。
その後、「5」が欲しい!て場面、多数発生。
負のアドバンテージを引っ提げて、目指すは永田歩道入口(付近)。
宮之浦から反時計回りに県道を進むと、すぐに、77号線から78号線に切り替わり、
周りには何も無い道を登ったり下ったり、

20分ほどで、最初の集落、志戸子。
ここから下って、平坦な道に、そこにあるこじんまりとした集落を抜け、

また登り。
集落を見渡せます。
が、登りがキツイ、チャリがほんとアレで…。
嗚呼、愛車、イディオム2が恋しい…。

35分後、一湊海水浴場通過。
海も綺麗で、素敵な海水浴場。
そうして、また道は平坦になって一湊の集落へ。
登りと下りが多い道のなか、平坦なところになるとそこには集落が、てパターンです。
一湊珈琲焙煎所とか大浦の湯への道をチラ見しつつ走ってると、

集落を抜け、眼前に「新一湊隧道」今回の道のり唯一のトンネル。

突入。

抜け出、少し下るととそこに東シナ海展望所てビューポイントが。

綺麗だ。
口永良部島がくっきりと見えました(肉眼では)。

出発から1時間、永田のいっこ手前の集落、吉田を通過、する頃には汗だく。

出発から1時間20分、やっとこさ永田にIN!

永田に入ってすぐ、いなか浜展望処に到着。
いなか浜の景色は今回のサイクリングロード最大の見せ場、
高まる期待と共に写真右手、あの石の丘みたいなのに登ります。

見渡せる景色は、蒼い海と白い砂浜がとっても綺麗ないなか浜。

こりゃ、綺麗だ。
疲れが吹き飛びます。
浜に下りてみました。

空
口永良部島
海
砂浜
景色を堪能し、再びチャリを漕ぎ出し、

永田の集落までやって来ました。

で、永田橋を渡って、永田のバス停を過ぎたらどっかで曲がって、
永田歩道入口へと続く道に入るはずなのですが…、
この辺でちょっと迷ってウロウロ。
行き過ぎて永田小学校あたりまで行った所で引き返し、
永田橋まで戻って、すぐ左折、小さなガソリンスタンド兼商店、みたいな建物のすぐ傍、
ありました、

永田歩道入口へ続く道。
なるほどー、横河渓谷への道と同じ道のりだったんだ、知らなかった。
それにしても永田岳がくっきりと見える、なんてすごいロケーション。
里から奥岳が望めるだなんて。

でわ、さらに先へ。
永田岳を見上げつつ進んでいると、まるでこれから登るかの様に、テンションが上がります。
あー、登りたい。
でも、今回は石塚山。

道標から10分足らず(チャリで)、横河渓谷(よっごけいこく)に到着。
なるほど、ここからさらに直進で永田歩道入口なのですね。
ここまで確認して、永田歩道入口の下見完了!
あとは本番のお楽しみ。
さて、横河渓谷。
入り口にはトイレ、駐車場、東屋が完備されてて、綺麗に整備されています。
駐車場にチャリを停めて(鍵渡されて無い)、ちょっと寄ってみました。

遊歩道を歩き進んでゆくと、

横河渓谷に抜け出ます。
渓流をすくって身体に擦り付けてクールダウン、ひと休み。
あっち(下流側)まで行ってみたいけど、
スピリチャルなお姉さんが佇んでらっしゃったので邪魔しちゃならん、と思いやめました。
来た道を戻りチャリでUターン。
ミッションも終了した事だし、ではランチへ~。

永田でランチと言えばじゃらい停。
と、言うか永田に立ち寄れる飲食店は少ないので、下調べの時点でもうココしか無いって感じでした。

じゃらい定食。
卵とじトンカツをメインに小鉢など。
同じタイミングで入店した女性二人組は、ウミガメ情報を色々と女将さんからレクチャーして貰ってました。
そうそう、永田と言えばウミガメ、いつかのんびりとそんな目的でも訪れてみたいなー。
気さくな女将さんから、タラの芽の天ぷらをオマケで頂きました、全部おいしかったです。
ご飯も食べたし、さー、帰るかー、宮之浦まで、チャリで…。
分かってはいましたが、来た道を戻るこの億劫さ…。
自分を奮い立たせて一路、宮之浦へと戻ります。
往路は登りと下りが多かったので、復路も登りと下りが多いです(笑)
結局、宮之浦に戻って自転車を返却したのが14:30くらい。
4時間半、往復40km、こってりと楽しめました。
永田歩道入口への道も下見が出来たし、色々と良いものを見れたしで、なかなかの充実体験。
自転車を返したら、あとは安房に向かって宿にチェックインするだけ。
今回、自転車の他に事前に予約していたもの、それは、レンタカー。
ヤクスギランドへの早朝の足はタクシーかレンタカーくらいしか無く、
(バスだと9:59着、今回の計画上だと遅く、利用は断念)
料金的にも、自由に乗り回せる利便的にも、レンタカーを選びました。
と、言う訳で、まずは予約してたタイムズカーレンタル宮之浦店へ、
屋久島観光センターからは徒歩で5分くらい。
16:00の予約を15:00に変更して貰いましたが、快く応対してくれました。
で、車をゲットして、向かった先は、

楠川温泉。
湯に浸かってさっぱりしたら、安房に向かって車を走らせ、楽だなー、車、涼しいし。

今日のお宿、ホテルオーベルジュにチェックイン。

屋久島でお宿を選ぶ際、バス、トイレが室内に完備されている事が自分のなかでの条件なのですが、
このお宿はそれを満たしてくれていて、清潔で綺麗で室内設備も充実でした。
チェックイン後、すぐ近くのショッピングセンターばんちゃんに買い出し。
お酒と日替り弁当で夜を済ませ、20:30頃には就寝。
とにかくやっぱり疲れた屋久島ライドでした。
翌朝はヤクスギランドから石塚山へ。
つづく。
2012年、太忠岳に登った時、登山道に「石塚分かれ」と書かれた小さな標識を見かけました。
その時はまだ、屋久島の山岳に対する知識も浅く、
「あー、ここから石塚小屋へも行けるんだなー」と、一瞥を投げ、通り過ぎただけでした。
その後、屋久島の山々の知識が深まるにつれ、太忠岳のすぐそばには石塚山と言うピークがあって、
あの時見た「石塚分かれ」の標識は、石塚小屋へ続いているのでは無く、
その、石塚山山頂へ向かう分かれ道だった、と言う事に気付きました。
それから常々、いつか登ってみたいな、と思ってたので、今回いよいよ石塚山へ登ってみる事にしました。
~計画~
調べたところ、石塚山へはヤクスギランドから太忠岳登山道、そして石塚分かれを経て山頂へ、
往復6時間ほどのコース。
山中泊で長い歩道を歩く訳でも無いので、どこかの宿に前泊して、
翌早朝から登れば下山後、当日のトッピーで帰れる、そんな、一泊二日のプランに決定。
そうして、1日目はゆっくりとお昼過ぎにでも屋久島に到着すれば良し、
と、のんびり構えて予定日のちょっと前にトッピーの予約を行ってみたら…、
予定日、宮之浦にお昼過ぎに着く便は全て満席に、
じゃ、いっそ朝イチに到着してしまおうと、9:45宮之浦港到着のチケットを予約。
さて、宿のチェックインまでの時間をどう潰そうかしら、と思案してみて思い付いたのが、
いつか歩こうと思っている永田歩道の入り口を下見してみる、と言うプラン。
しかも、宮之浦-永田間を自転車(レンタル)で移動してみよう、と気まぐれに思い付き、
下記の計画に。
1日目(5月14日):9:45宮之浦港着⇒宮之浦-永田チャリ移動&永田歩道下見、安房にて前泊。
2日目(5月15日):早朝より石塚山ピストン、17:00宮之浦港発⇒
~屋久島ライド(笑)~
かくして5月14日、自宅最寄り駅からJRで南埠頭へ、7:45発のトッピーに乗り込み、
9:45、宮之浦港へと上陸。
まずは徒歩で、レンタルサイクルを予約していた、屋久島観光センターへと向かいます。
港から5分足らず、到着。
お食事からお土産、登山道具のレンタルまで、観光客の強い味方、屋久島観光センター。
自転車のレンタルも行っており、カウンターにて予約していた旨を告げ、
自転車置き場へ案内され、渡された自転車がコレ▼
本日の"足"ゲット!
因みに料金は1日1000円。
予約はコチラのHPより、屋久島観光センターや森のきらめきで貸出、返却できます。
さー!目指すゼ永田ー!
と、勢い良く漕ぎ出したのですが…、この自転車がなかなかアレで(汗)
パッと見、明らかにメンテナンス不足なオーラがぷんぷんで…。
まずは激低い位置設定のサドルを適正位置に直し、
その後、漕ぎ出してみてもなんだかタイヤがバインボインしてて…、どうやら空気圧が足りない模様。
さらには、6段変速のギアの「5」の段が、スプロケットが激しく歯飛びしてて走行不能。
「6」と「4」を駆使して、高低差激しい道のりを進むハメに。
その後、「5」が欲しい!て場面、多数発生。
負のアドバンテージを引っ提げて、目指すは永田歩道入口(付近)。
宮之浦から反時計回りに県道を進むと、すぐに、77号線から78号線に切り替わり、
周りには何も無い道を登ったり下ったり、
20分ほどで、最初の集落、志戸子。
ここから下って、平坦な道に、そこにあるこじんまりとした集落を抜け、
また登り。
集落を見渡せます。
が、登りがキツイ、チャリがほんとアレで…。
嗚呼、愛車、イディオム2が恋しい…。
35分後、一湊海水浴場通過。
海も綺麗で、素敵な海水浴場。
そうして、また道は平坦になって一湊の集落へ。
登りと下りが多い道のなか、平坦なところになるとそこには集落が、てパターンです。
一湊珈琲焙煎所とか大浦の湯への道をチラ見しつつ走ってると、
集落を抜け、眼前に「新一湊隧道」今回の道のり唯一のトンネル。
突入。
抜け出、少し下るととそこに東シナ海展望所てビューポイントが。
綺麗だ。
口永良部島がくっきりと見えました(肉眼では)。
出発から1時間、永田のいっこ手前の集落、吉田を通過、する頃には汗だく。
出発から1時間20分、やっとこさ永田にIN!
永田に入ってすぐ、いなか浜展望処に到着。
いなか浜の景色は今回のサイクリングロード最大の見せ場、
高まる期待と共に写真右手、あの石の丘みたいなのに登ります。
見渡せる景色は、蒼い海と白い砂浜がとっても綺麗ないなか浜。
こりゃ、綺麗だ。
疲れが吹き飛びます。
浜に下りてみました。
空
口永良部島
海
砂浜
景色を堪能し、再びチャリを漕ぎ出し、
永田の集落までやって来ました。
で、永田橋を渡って、永田のバス停を過ぎたらどっかで曲がって、
永田歩道入口へと続く道に入るはずなのですが…、
この辺でちょっと迷ってウロウロ。
行き過ぎて永田小学校あたりまで行った所で引き返し、
永田橋まで戻って、すぐ左折、小さなガソリンスタンド兼商店、みたいな建物のすぐ傍、
ありました、
永田歩道入口へ続く道。
なるほどー、横河渓谷への道と同じ道のりだったんだ、知らなかった。
それにしても永田岳がくっきりと見える、なんてすごいロケーション。
里から奥岳が望めるだなんて。
でわ、さらに先へ。
永田岳を見上げつつ進んでいると、まるでこれから登るかの様に、テンションが上がります。
あー、登りたい。
でも、今回は石塚山。
道標から10分足らず(チャリで)、横河渓谷(よっごけいこく)に到着。
なるほど、ここからさらに直進で永田歩道入口なのですね。
ここまで確認して、永田歩道入口の下見完了!
あとは本番のお楽しみ。
さて、横河渓谷。
入り口にはトイレ、駐車場、東屋が完備されてて、綺麗に整備されています。
駐車場にチャリを停めて(鍵渡されて無い)、ちょっと寄ってみました。
遊歩道を歩き進んでゆくと、
横河渓谷に抜け出ます。
渓流をすくって身体に擦り付けてクールダウン、ひと休み。
あっち(下流側)まで行ってみたいけど、
スピリチャルなお姉さんが佇んでらっしゃったので邪魔しちゃならん、と思いやめました。
来た道を戻りチャリでUターン。
ミッションも終了した事だし、ではランチへ~。
永田でランチと言えばじゃらい停。
と、言うか永田に立ち寄れる飲食店は少ないので、下調べの時点でもうココしか無いって感じでした。
じゃらい定食。
卵とじトンカツをメインに小鉢など。
同じタイミングで入店した女性二人組は、ウミガメ情報を色々と女将さんからレクチャーして貰ってました。
そうそう、永田と言えばウミガメ、いつかのんびりとそんな目的でも訪れてみたいなー。
気さくな女将さんから、タラの芽の天ぷらをオマケで頂きました、全部おいしかったです。
ご飯も食べたし、さー、帰るかー、宮之浦まで、チャリで…。
分かってはいましたが、来た道を戻るこの億劫さ…。
自分を奮い立たせて一路、宮之浦へと戻ります。
往路は登りと下りが多かったので、復路も登りと下りが多いです(笑)
結局、宮之浦に戻って自転車を返却したのが14:30くらい。
4時間半、往復40km、こってりと楽しめました。
永田歩道入口への道も下見が出来たし、色々と良いものを見れたしで、なかなかの充実体験。
自転車を返したら、あとは安房に向かって宿にチェックインするだけ。
今回、自転車の他に事前に予約していたもの、それは、レンタカー。
ヤクスギランドへの早朝の足はタクシーかレンタカーくらいしか無く、
(バスだと9:59着、今回の計画上だと遅く、利用は断念)
料金的にも、自由に乗り回せる利便的にも、レンタカーを選びました。
と、言う訳で、まずは予約してたタイムズカーレンタル宮之浦店へ、
屋久島観光センターからは徒歩で5分くらい。
16:00の予約を15:00に変更して貰いましたが、快く応対してくれました。
で、車をゲットして、向かった先は、
楠川温泉。
湯に浸かってさっぱりしたら、安房に向かって車を走らせ、楽だなー、車、涼しいし。
今日のお宿、ホテルオーベルジュにチェックイン。
屋久島でお宿を選ぶ際、バス、トイレが室内に完備されている事が自分のなかでの条件なのですが、
このお宿はそれを満たしてくれていて、清潔で綺麗で室内設備も充実でした。
チェックイン後、すぐ近くのショッピングセンターばんちゃんに買い出し。
お酒と日替り弁当で夜を済ませ、20:30頃には就寝。
とにかくやっぱり疲れた屋久島ライドでした。
翌朝はヤクスギランドから石塚山へ。
つづく。