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Posted by naturum at

2015年02月12日

膳棚

なかなかの寒気が流れ込んだ先日8日、
膳棚を見に出かけてみました。

膳棚とは、大幡池南側の断崖より大幡池の水が染み出し、
冬場その水は凍てつき、幾つもの巨大な氷柱を成し、
まるで氷瀑の様な光景となる、奥霧島の冬のお楽しみスポットとなっているところの事です。

アプローチは自分の知る限りでは以下の三つ。
一、大幡池登山口から古ノ宇都温泉跡へと向かい、尾根を詰め一旦千石谷へ下り、谷沿いに膳棚まで登り上げるルート。
二、大幡沢左岸沿いに登り詰め千石谷に下り膳棚まで登り上げるルート。
三、大幡池登山口から自然林コースを経て大幡池へ登り、大幡前山まで下り、さらに膳棚まで下るルート。

自然林コース以外は全てマイナールートとなっていて道は不明瞭、
経験者との同行、コンパス、地形図、アイゼンは必須となっています。

で、自分がチョイスしたのは、
一のルートから膳棚まで登り、さらに大幡前山へ向かい三のルートを逆行して登山口へ周回するコース。
同行してくれる経験者は持っていないので、地形図、コンパス、アイゼンを持って単独で。
難しそうなコースなのでなるべくなら穏やかな天気が良かったのですが、当日の天候は小雨交じりの強風。
こりゃ標高が上の方は大変かもなー、な不安を抱きつつ登山口駐車場となっているひなもりオートキャンプ場へ。
駐車場から歩いてすぐのゲート、

ここから林道へ。
因みに、登山口まで車で向かう事も出来るのですが、
ゲートを動かし戻してするのが面倒そうだし、レンタカーの軽だから止めて歩いて行きました。

おもしろ地層なんかを見物しつつー、

30分ちょっとで大幡池登山口に到着。
階段の方が大幡池へ向かうコース、
今回は左奥へ続く古ノ宇都温泉跡方面へ。

ドキドキでIN、
最初の方はなんてことない林道を歩いてゆきます。

標識もあったり。

テープもあったりしたのですがー、
このちょっと後あたりでテープが途切れたのか自分が見失ったのか状態。
もうテープを追わず、地形図頼りで行く事に。
事前に調べていたルートを辿ります。

この涸れ沢だか堰堤だかな小さな流れを渡り、

緩やかに登って行くと古ノ宇都温泉跡にあたるのですが、

謎のビニールテープに導かれて手前の尾根を間違って詰めてしまいました(汗)
「あーなんかやっぱ違うわー」て気付いて道を戻そうと試みにかかったあたりで、

雪、風、天候が悪化、登り上げた先の天候を想像すると危なそうだったので、
大事をとってここで引き返す事に。

で、再び大幡池登山口。
この時点で登りはじめから2時間経過。
まだ時間はあったので、先に挙げた三のルートから再度、膳棚にチャレンジすることに。

ガツガツと、

おりゃーっと、

まずは大幡池を目指すのですが、

標高を上げるにつれ雪がやっぱりもっさり。
大幡前山から膳棚への下りは傾斜も急で凍結してることもあるらしいので、
下って行くのも難しいのかなー、やっぱりダメかなこの天候では、
と、諦めムードが漂います。

ならばせめてしんしんと降りそぼる雪のなか冷たい湖面を眺めつつ、
今年はじめての山頂(じゃないけど)カップラを食べよーじゃないかー、
などと企み大幡池へ下りてみるとー、

ごーごーに吹雪いてました。
小雪が顔面をばっしばし叩きつけてくれます、痛い(泣)
ガスだか雪だかで視界不良も甚だしく、
お湯沸かしてカップラなんてとても無理。
あー、忘れてた膳棚だった、もちろんそれも無理。
即下山。

でもやっぱりお腹空いてたし、

山の神休憩所まで下って山頂(じゃないけど)カップラ。

悪天候もあってなかなかハードで難しい膳棚チャレンジでした。
今シーズン中にまた挑戦できたら良いなー。  


Posted by なおさく at 13:46Comments(3)●霧島膳棚