ナチュログ管理画面 トレッキング・登山 トレッキング・登山 九州・沖縄 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

スポンサーリンク



上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

2018年11月08日

遠見山(保戸島)


しま山100選てご存じでしょうか?

公益財団法人 日本離島センターが選定した、島の山です。
その内容は、mont‐bell BOOKSより、書籍化されていて、
島々へのアクセス、登山ルートなど、詳しく知る事が出来ます。

さて、そんな「しま山100選」を手に取ってみて、
ひと際、気になる島がありました。
保戸島と言う島です。

大分県の津久見市、四浦半島の先端に浮かぶ、
周囲4kmの小さな離島。
ちょっと長くなりますが…、
この保戸島は鮪の遠洋漁業で、かつて栄えた島。
最盛期の昭和50年代には、
年間水揚げ高は140億にも及び、単一漁協では日本一だったそうです。
鮪漁で財を築いた島の人は、平地の少ない島の沿岸部に、
3-4階建ての鉄筋構造の豪邸を次々に建て並べました。
その、豪邸がひしめく風景は、地中海の漁港を連想させ、
保戸島集落は「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選」に選定されています。
現在でも、その規模は縮小していますが、
鮪の遠洋漁業等、海の仕事が島民の主な生業となっていて、
保戸島自体では、鮪は捕れないのですが、
遠洋漁業で水揚げされた鮪を使った料理が、
郷土料理として親しまれています。

そんな保戸島の最高地点が遠見山(179m)
として、保戸島とセットで「しま山100選」に紹介されていました。

どきどきわくわくが止まらない、保戸島に、
先月、10月20日から21にかけて、
奥さんと行ってきました。

霧島からだと、東九州自動車道を北上、
津久見港より、

船で渡って保戸島へ。
一日6本の、定期便がでています。
島への所要時間は25分。
小さな船で、

船内はこんな。

やや激しく波をかき分け、進む船。
保戸島に到着。
船の窓から、沿岸の景色が見渡せると思っていたのですが、
船の窓は思ったより小さく、そして汚れていて(笑)、
下船して初めてまともに、沿岸の景色を見る事が出来ました。
堤防まで歩いて、

海側から集落を望むと、この風景。

ほんと、ひしめき合って建っています。
見たこと無い景色。
んー、なんか感動。
ぞくぞくしてきます。

でわ、散策。
あ!

第一島猫発見!
そう、この保戸島は猫が多い事でも知られているのです。

って、近っ!
すごく人懐っこくてフレンドリー。
どの猫さんも寄ってきます。
楽しいなー。

散策を続けます。

漁港の風景。

イカ。

近い猫。
ほんと猫がいっぱい。

お天気も良くて、長閑な漁村の風景のなかを歩くと、
なんとも気持ちよい。
島の人も親切で、歩いていると、
「どこから来たの?」とか、
「猫ならあっちにいっぱいまだおるよ」とか、
話しかけてくれます。

ひしめき合って建つ、家々の狭い路地に入ると、

情緒溢れる小路が、迷路の様に縫っています。

日本で一番狭いと言われている県道、612号線。
もちろん車は通れません。

さて、散策を続けながらも、
足は遠見山の登山口へ向かいます。
海徳寺って言うお寺を、

墓地の方へ登ってゆくと、

遠見山登山口。

続くスロープに従って進むと、

また登山口。
ここから本格的に山の道。

やー、この道がなかなかの悪路で。
普通のスニーカーで登ったので、思いのほか大変。
一部、茂りまくっていたり、道が不明瞭だったりと、

最近は、あまり登られていないのかも。

30分ほどで、山頂到着。
ここも茂ってました。
しま山100選には、
「山頂からは豊後水道が見渡せる」とありましたが、

この時は茂ってて展望はほぼ無く。
まーでもいちおー、登れて良かった。
登山道の様子から、「大丈夫かな?山頂までいけるのかな?」
って不安もあったので、登り切れて一安心。
でわ、下山。

墓地まで戻ったのは、
すっかり西日が傾き切った頃。

つづく
  


Posted by なおさく at 14:20Comments(2)・遠見山(保戸島)