2014年11月30日
九重2014part2③
白口岳、稲星山を経て中岳分岐へ下ります。

因みに、ここから白口谷へ入って坊がつるに下ることもできますが、
この時はロープが張られ通行止めになってました。

取り付いて、
こちらも急勾配な登りを少しやると、

すぐに中岳山頂到着。
言わずと知れた九州最高峰。
絶景が広がります。

南西に阿蘇五岳、
中岳(阿蘇の)の火口からあがる噴煙がこの時も目立ってました。

中岳山頂から天狗ヶ城へと続くトレイル。
ずんずん進むと、

天狗ヶ城の天狗っぽい岩肌が見えて来て、
岩岩の間を抜ける様に登り切ると、

天狗ヶ城山頂。

眼下に御池。
御池、まだ下りてみたことないなー。
これで予定していたピーク全て登頂完了。
九重は山群がギュッとコンパクトに集まってるので、
次から次へピークを巡れて面白いなー。

硫黄山、三俣山を望みつつ緩やかに下ってゆくと、

九重分かれに。
これを下って北千里ヶ浜へ。

予定のピークを全て登りきって、
悠々とここを歩くのは良い気分でした。
北千里ヶ浜からチョロっとした樹林帯を抜けると、

法華院山荘に到着。
坊がつるに戻る前にここでひとっ風呂~。

入ってみたら貸し切りでしたー。
湯船を一人占めで最高の温泉タイムはっはぁ~ん。

坊がつるに戻る頃にはもう日が暮れかけ。

ただいま、マイテント。
お昼、坊がつるに荷物デポして出発からここまで、
温泉タイム含んで5時間弱ほどでした。

荷物ほどいたら今夜の晩ゴハン、モツ鍋作成!
法華院の自販機で買ったビール&モツ鍋。
夜になったら気温がぐんぐん下がっていったので、お鍋の温かみが染みたー。
そんなこんな飲食して就寝。
翌朝、

快晴。
ですが、
だんだん天気は下り気味の予報だったのでちゃっちゃか撤収。

登った山々の稜線を振り返り、坊がつるをあとに。
お天気もとても良く、
自分で言うのもなんですが、選択コースも面白くて、
良いことづくめ、文句なしの今回の九重山行でしたー。
おわり。
因みに、ここから白口谷へ入って坊がつるに下ることもできますが、
この時はロープが張られ通行止めになってました。
取り付いて、
こちらも急勾配な登りを少しやると、
すぐに中岳山頂到着。
言わずと知れた九州最高峰。
絶景が広がります。
南西に阿蘇五岳、
中岳(阿蘇の)の火口からあがる噴煙がこの時も目立ってました。
中岳山頂から天狗ヶ城へと続くトレイル。
ずんずん進むと、
天狗ヶ城の天狗っぽい岩肌が見えて来て、
岩岩の間を抜ける様に登り切ると、
天狗ヶ城山頂。
眼下に御池。
御池、まだ下りてみたことないなー。
これで予定していたピーク全て登頂完了。
九重は山群がギュッとコンパクトに集まってるので、
次から次へピークを巡れて面白いなー。
硫黄山、三俣山を望みつつ緩やかに下ってゆくと、
九重分かれに。
これを下って北千里ヶ浜へ。
予定のピークを全て登りきって、
悠々とここを歩くのは良い気分でした。
北千里ヶ浜からチョロっとした樹林帯を抜けると、
法華院山荘に到着。
坊がつるに戻る前にここでひとっ風呂~。
入ってみたら貸し切りでしたー。
湯船を一人占めで最高の温泉タイムはっはぁ~ん。
坊がつるに戻る頃にはもう日が暮れかけ。
ただいま、マイテント。
お昼、坊がつるに荷物デポして出発からここまで、
温泉タイム含んで5時間弱ほどでした。
荷物ほどいたら今夜の晩ゴハン、モツ鍋作成!
法華院の自販機で買ったビール&モツ鍋。
夜になったら気温がぐんぐん下がっていったので、お鍋の温かみが染みたー。
そんなこんな飲食して就寝。
翌朝、
快晴。
ですが、
だんだん天気は下り気味の予報だったのでちゃっちゃか撤収。
登った山々の稜線を振り返り、坊がつるをあとに。
お天気もとても良く、
自分で言うのもなんですが、選択コースも面白くて、
良いことづくめ、文句なしの今回の九重山行でしたー。
おわり。
2014年11月28日
九重2014part2②
やっとこさ重い腰を上げ坊がつるを後に、

待っててねー、坊がつる。

法華院山荘のテン場超えてすぐ左手に鉾立峠への分岐。

続く道は木道が大半を占め、なだらかで歩き易い道。
徐々に勾配を上げて行き、振り返ると、

三俣山や坊がつるなどの景色が見渡せて、
さして登っても無いのにもう気持ち良いです。

分岐から20分程、鉾立峠到着。
なんか坊みたいなのが一本立ってました・・・。

西に目線を移すと、白口岳登山道。
ここを山頂までほぼ直登。

両脇は灌木が茂る細い道、
足元は霜が溶けてぬかるみまくり、
歩き難くて勾配も急、ですがじゃぶじゃぶ標高が稼げます。

パっと振り返ると景色がこう。
見渡せる景観は違うのですが、
高岳のバカ尾根登ってる時になんとなく似てる感じ、
景色の見え方とかが。

山頂到着。
登ってる時は北側が開け景色が良かったけど、
今度は西側に中岳、天狗ヶ城、久住山、稲星山の山並みが見渡せ、

素晴らしかったです。
んで、
白口岳ピストンして坊がつるに帰ってぬくぬくしちゃおーってヒミツ企画は、
あのぬかるんだ白口岳登山道を下るのってイヤよね。
って理由から中止となり、無事予定通り周回して坊がつるに戻る事に。
まずは目指すは稲星山。

コルへ下ります。

下って振り返ると迫力の白口岳、そして中岳。

道が登りに変わるとすぐ、山頂が伺えます。
稲星山頂までの登りはまるで火星の様な景観で、
視野を遮る木々の無い大パノラマ。
今回の山行で一番気持ちよく歩けたところでした。

そして山頂。

クリックで拡大
もうほんとーに、胸のすく景色。

次は中岳へ。
つづく。
待っててねー、坊がつる。
法華院山荘のテン場超えてすぐ左手に鉾立峠への分岐。
続く道は木道が大半を占め、なだらかで歩き易い道。
徐々に勾配を上げて行き、振り返ると、
三俣山や坊がつるなどの景色が見渡せて、
さして登っても無いのにもう気持ち良いです。
分岐から20分程、鉾立峠到着。
なんか坊みたいなのが一本立ってました・・・。
西に目線を移すと、白口岳登山道。
ここを山頂までほぼ直登。
両脇は灌木が茂る細い道、
足元は霜が溶けてぬかるみまくり、
歩き難くて勾配も急、ですがじゃぶじゃぶ標高が稼げます。
パっと振り返ると景色がこう。
見渡せる景観は違うのですが、
高岳のバカ尾根登ってる時になんとなく似てる感じ、
景色の見え方とかが。
山頂到着。
登ってる時は北側が開け景色が良かったけど、
今度は西側に中岳、天狗ヶ城、久住山、稲星山の山並みが見渡せ、
素晴らしかったです。
んで、
白口岳ピストンして坊がつるに帰ってぬくぬくしちゃおーってヒミツ企画は、
あのぬかるんだ白口岳登山道を下るのってイヤよね。
って理由から中止となり、無事予定通り周回して坊がつるに戻る事に。
まずは目指すは稲星山。
コルへ下ります。
下って振り返ると迫力の白口岳、そして中岳。
道が登りに変わるとすぐ、山頂が伺えます。
稲星山頂までの登りはまるで火星の様な景観で、
視野を遮る木々の無い大パノラマ。
今回の山行で一番気持ちよく歩けたところでした。
そして山頂。
クリックで拡大
もうほんとーに、胸のすく景色。
次は中岳へ。
つづく。
2014年11月26日
九重2014part2①
と、言う訳で2回目の吉部登山口。

前回予定しつつも断念したコースを再度辿りに、
16-17日にかけて、行ってきました。

9月は青々としていた木々は、もうすっかり色を変えていました。
登りはじめの急登も落ち葉ふかふかに。
なかなかの急勾配、「奥さんはどんなかな?」と後方を振り返ると、

順調にがんばってる様子、
頭に真っ赤な落ち葉を乗っけながら(本人気付いて無し)。

ピークは過ぎた感じでしたが、本当に紅葉が綺麗で、
それを愉しみながら良い気分で歩けました。

大船林道との分岐に近づく頃には天候が上向きに。
両脇を囲うササが途切れ、ススキがふわふわお目見えしだすと、

もう坊がつるも間近。
吉部登山口から続く樹林帯が開け、
視界には澄み渡った空と山々が飛び込んできます。

快晴が嬉しいのと景色が素晴らしいのとで、
二人して「わーわー」はしゃぎます。

正面には今回最初に目指す白口岳のシルエット。
そう、今回のコース予定は、
吉部→坊がつる→白口岳→稲星山→中岳→天狗ヶ城→北千里→坊がつる→吉部。
各ピークを巡って北千里を経て坊がつるまで周回、
日が暮れないうちに坊がつるにINするのが目標。

平治岳と大船山もまたいつかー。

で、坊がつる到着、テントが10張くらい、
その半分以上を占めるグループさん達は撤収作業中でした。
我々はこれから設営。

完了。
テントと重い食料、お酒やその他をデポ。
ザック軽くして、さあ!いこー!となるはずなのですが、
もうなんかお天気も良くてぽかぽかの日差しが心地よくて、
「あー、なんだかこのまま此処でビールでも呑んでまったりしたいなぁ~」
なムードが二人を包みます。
ほんとーに気持ち良くて、のんびりしたい誘惑に負けそうに。
危うく2回連続坊がつるまったりキャンプとなるところでしたが、
なんとか重い腰を上げ、

出発。
でもこの時、
「取り敢えず白口岳だけ登ってピストンしてさっさと坊がつるに戻ろー」て思ってます。
つづく。
前回予定しつつも断念したコースを再度辿りに、
16-17日にかけて、行ってきました。
9月は青々としていた木々は、もうすっかり色を変えていました。
登りはじめの急登も落ち葉ふかふかに。
なかなかの急勾配、「奥さんはどんなかな?」と後方を振り返ると、
順調にがんばってる様子、
頭に真っ赤な落ち葉を乗っけながら(本人気付いて無し)。
ピークは過ぎた感じでしたが、本当に紅葉が綺麗で、
それを愉しみながら良い気分で歩けました。
大船林道との分岐に近づく頃には天候が上向きに。
両脇を囲うササが途切れ、ススキがふわふわお目見えしだすと、
もう坊がつるも間近。
吉部登山口から続く樹林帯が開け、
視界には澄み渡った空と山々が飛び込んできます。
快晴が嬉しいのと景色が素晴らしいのとで、
二人して「わーわー」はしゃぎます。
正面には今回最初に目指す白口岳のシルエット。
そう、今回のコース予定は、
吉部→坊がつる→白口岳→稲星山→中岳→天狗ヶ城→北千里→坊がつる→吉部。
各ピークを巡って北千里を経て坊がつるまで周回、
日が暮れないうちに坊がつるにINするのが目標。
平治岳と大船山もまたいつかー。
で、坊がつる到着、テントが10張くらい、
その半分以上を占めるグループさん達は撤収作業中でした。
我々はこれから設営。
完了。
テントと重い食料、お酒やその他をデポ。
ザック軽くして、さあ!いこー!となるはずなのですが、
もうなんかお天気も良くてぽかぽかの日差しが心地よくて、
「あー、なんだかこのまま此処でビールでも呑んでまったりしたいなぁ~」
なムードが二人を包みます。
ほんとーに気持ち良くて、のんびりしたい誘惑に負けそうに。
危うく2回連続坊がつるまったりキャンプとなるところでしたが、
なんとか重い腰を上げ、
出発。
でもこの時、
「取り敢えず白口岳だけ登ってピストンしてさっさと坊がつるに戻ろー」て思ってます。
つづく。
2014年11月23日
屋久島2014③
電波の入る宮之浦岳山頂で確認した、
今日明日の天気予報に撃沈。
鯛之川の増水を考慮して明日の尾之間歩道行きを断念。
コースの変更を考えてみるも、
花之江河歩道にも増水時に渡渉不可となる沢があるし、
花山歩道は接続する大川林道が通行止めだし、
永田歩道はよく調べて無いし長いし難しそうだし、
湯泊歩道や栗生歩道なんて怖くて歩けないし、
と言う訳で、
代わりの選択など無かった。
残されたのはこのまま淀川登山口まで下りて紀元杉バス停まで歩き、
14:50発の便に乗り安房に行く、
と言う選択肢のみ。
今回の山行、途中終了の決定。
14:50発のバス、現時刻は10:50、
黒味岳を端折れば間に合うと見越し、下山開始。
なんだかだんだんムカッ腹が立ってきたんでガツガツと下る。

10:56、栗生岳。
相も変わらず真っ白。

ガツガツ下って11:44、投げ石平。
ここで小休止、周囲はやはりガスまみれ。

と、思ったらガスが流れていき晴れ間が広がってくる。
午後から天候が一旦回復するとの予報だったので、
ここでレインウェアを仕舞う。
それにしても今回持って行ったレインウェア(TNFのレインテックスエアロ)は、
屋久島の雨には全く歯が立たなかった。
多少嵩張って重くてもアルゴンジャケット持ってくれば良かったなー。

12:14、黒味分かれ。
ここから、ザックをデポして黒味岳山頂を目指す予定だったのだけど、
バスの時間に間に合わす為、泣く泣く断念。
天気も良くなっていたのに・・・。

12:29、花之江河到着。
屋久島の各歩道がここで交差する、一大ジャンクション。
後ろ髪を引かれつつ先へ。

12:35、小花之江河。

やっぱり花之江河より小花之江河の方が好きな景観。

そんなこんな下り詰め、あの橋と、

澄んだ流れの淀川が見えて来たら、

13:40、淀川小屋に到着。
ここまで来たらほぼ下り切ったも同然。
残るのはここから淀川登山口までと、
淀川登山口から紀元杉バス停までの車道歩きのみ。
コースタイムで40分と20分、合わせて丁度1時間、
バスに間に合う。

安心したのでちょっとペースを落として歩く。

淀川登山口までが今回の山行、最後の山歩きだ。
あーあ、終わってしまうのかー。

14:17、淀川登山口到着。
この写真を撮った位置から後方に振り返ると、
尾之間歩道への入口が見える。
本当は明日の朝、
ドキドキと緊張しながらも揚々とそこに入る予定だったのに、
残念。
なんて思いながら尾之間歩道への入口を見つめていたら、
ふと閃いた。
「アレ?今ってまだ天気良いし、このまま尾之間歩道に入って、
雨が降り出す前に鯛之川の渡渉を済ませてしまえば良いんじゃね?
で、今夜は適当なところでビバーク、これ完璧じゃね?」
いや、時間的に日暮れ前までに鯛之川出合いまで行けたとしても、
雨はいつ降り出すか分からないし、
日暮れ前までにのりこしって呼ばれるビバーク地まで行けるかは微妙なところ。
もしのりこしまで辿り着けずにビバークを迎えるとしたら、
自分のテントは抜群の居住性を誇る3人用テント、スカイライトだ。
そんな広めのテントを張れる場所などそう都合良く見つかるものだろうか、
いや見つかるまい。
そして今夜と明日はどの道雨が降る・・・。
うーーん。
頭のなかを様々な逡巡が駆け巡ったけど、
行くのは辞めました。
安全登山第一、
趣味の山歩きで万が一遭難や事故を起こしたら目も当てられないや。
そして、
とぼとぼとバス停目指して車道を下ります。
安房に着いたらどーしよー、
最終のトッピーには全然間に合わないし、
どっかで宿をとるか、キャンプ場でテント泊でもしよーかな、
そー言えば港の近くにキャンプ場があったよーな、
下山後の行動を考えながらも気分は重め、
やっぱり残念だったなー。
あーあー。
1時間後、

何故か宮之浦港。
16:00発の最終のトッピーに乗ってお家に帰るとこ。
何が起こったかと言うと、
「あーあー」言いながら歩いてたら、
ダンディなおじ様から車に乗らないか?とお声を掛けて頂き、
「16時のトッピーが最終なのかい?じゃあ間に合う様に送って行ってあげよう」
と言う流れになりまして、まさかの下山当日帰宅に成功。
川崎からヨットに乗って屋久島に来たと言うその方、
本当に親切なお方で、感謝しきりでした。
いそいそと乗船準備を済ませお土産とビール買って着席。
船窓から港を覗こうと窓を見やると、

もう雨がびしゃびしゃ振ってました、あぶねー。
船内では、山中で何度かすれ違い会話した好青年と席が前後に。
あら、奇遇。
山のお話しやその他、楽しくトーク。
指宿で下船した彼を見送り、
独り帰路へ。
いつもの様に奥岳の縦走だけではなんだからと、
尾之間歩道を加え意気揚々と臨んだ今回の山行でしたが、
結局はいつもの様に奥岳を縦走しただけ。
ちょっぴり切ないおセンチな屋久島山行となりました。
次は来年の春かな。
おわり。
今日明日の天気予報に撃沈。
鯛之川の増水を考慮して明日の尾之間歩道行きを断念。
コースの変更を考えてみるも、
花之江河歩道にも増水時に渡渉不可となる沢があるし、
花山歩道は接続する大川林道が通行止めだし、
永田歩道はよく調べて無いし長いし難しそうだし、
湯泊歩道や栗生歩道なんて怖くて歩けないし、
と言う訳で、
代わりの選択など無かった。
残されたのはこのまま淀川登山口まで下りて紀元杉バス停まで歩き、
14:50発の便に乗り安房に行く、
と言う選択肢のみ。
今回の山行、途中終了の決定。
14:50発のバス、現時刻は10:50、
黒味岳を端折れば間に合うと見越し、下山開始。
なんだかだんだんムカッ腹が立ってきたんでガツガツと下る。
10:56、栗生岳。
相も変わらず真っ白。
ガツガツ下って11:44、投げ石平。
ここで小休止、周囲はやはりガスまみれ。
と、思ったらガスが流れていき晴れ間が広がってくる。
午後から天候が一旦回復するとの予報だったので、
ここでレインウェアを仕舞う。
それにしても今回持って行ったレインウェア(TNFのレインテックスエアロ)は、
屋久島の雨には全く歯が立たなかった。
多少嵩張って重くてもアルゴンジャケット持ってくれば良かったなー。
12:14、黒味分かれ。
ここから、ザックをデポして黒味岳山頂を目指す予定だったのだけど、
バスの時間に間に合わす為、泣く泣く断念。
天気も良くなっていたのに・・・。
12:29、花之江河到着。
屋久島の各歩道がここで交差する、一大ジャンクション。
後ろ髪を引かれつつ先へ。
12:35、小花之江河。
やっぱり花之江河より小花之江河の方が好きな景観。
そんなこんな下り詰め、あの橋と、
澄んだ流れの淀川が見えて来たら、
13:40、淀川小屋に到着。
ここまで来たらほぼ下り切ったも同然。
残るのはここから淀川登山口までと、
淀川登山口から紀元杉バス停までの車道歩きのみ。
コースタイムで40分と20分、合わせて丁度1時間、
バスに間に合う。
安心したのでちょっとペースを落として歩く。
淀川登山口までが今回の山行、最後の山歩きだ。
あーあ、終わってしまうのかー。
14:17、淀川登山口到着。
この写真を撮った位置から後方に振り返ると、
尾之間歩道への入口が見える。
本当は明日の朝、
ドキドキと緊張しながらも揚々とそこに入る予定だったのに、
残念。
なんて思いながら尾之間歩道への入口を見つめていたら、
ふと閃いた。
「アレ?今ってまだ天気良いし、このまま尾之間歩道に入って、
雨が降り出す前に鯛之川の渡渉を済ませてしまえば良いんじゃね?
で、今夜は適当なところでビバーク、これ完璧じゃね?」
いや、時間的に日暮れ前までに鯛之川出合いまで行けたとしても、
雨はいつ降り出すか分からないし、
日暮れ前までにのりこしって呼ばれるビバーク地まで行けるかは微妙なところ。
もしのりこしまで辿り着けずにビバークを迎えるとしたら、
自分のテントは抜群の居住性を誇る3人用テント、スカイライトだ。
そんな広めのテントを張れる場所などそう都合良く見つかるものだろうか、
いや見つかるまい。
そして今夜と明日はどの道雨が降る・・・。
うーーん。
頭のなかを様々な逡巡が駆け巡ったけど、
行くのは辞めました。
安全登山第一、
趣味の山歩きで万が一遭難や事故を起こしたら目も当てられないや。
そして、
とぼとぼとバス停目指して車道を下ります。
安房に着いたらどーしよー、
最終のトッピーには全然間に合わないし、
どっかで宿をとるか、キャンプ場でテント泊でもしよーかな、
そー言えば港の近くにキャンプ場があったよーな、
下山後の行動を考えながらも気分は重め、
やっぱり残念だったなー。
あーあー。
1時間後、
何故か宮之浦港。
16:00発の最終のトッピーに乗ってお家に帰るとこ。
何が起こったかと言うと、
「あーあー」言いながら歩いてたら、
ダンディなおじ様から車に乗らないか?とお声を掛けて頂き、
「16時のトッピーが最終なのかい?じゃあ間に合う様に送って行ってあげよう」
と言う流れになりまして、まさかの下山当日帰宅に成功。
川崎からヨットに乗って屋久島に来たと言うその方、
本当に親切なお方で、感謝しきりでした。
いそいそと乗船準備を済ませお土産とビール買って着席。
船窓から港を覗こうと窓を見やると、
もう雨がびしゃびしゃ振ってました、あぶねー。
船内では、山中で何度かすれ違い会話した好青年と席が前後に。
あら、奇遇。
山のお話しやその他、楽しくトーク。
指宿で下船した彼を見送り、
独り帰路へ。
いつもの様に奥岳の縦走だけではなんだからと、
尾之間歩道を加え意気揚々と臨んだ今回の山行でしたが、
結局はいつもの様に奥岳を縦走しただけ。
ちょっぴり切ないおセンチな屋久島山行となりました。
次は来年の春かな。
おわり。