2016年09月28日
屋久島2016partⅡ②
~大川林道~
屋久島青少年旅行村でのテント泊、
寝苦しい夜を過ごし、まだ夜も明けてない深夜3時、起床。
もそもそと身支度と朝食を済ませ、撤収作業へ。
今日、歩く、花山歩道、その入口まで辿り 着くには、
コースタイムで2時間半かかる大川林道を歩いて行かないとならない。
さらに、その大川林道までも、このキャンプ場からは徒歩で50分ほど。
コースタイムで5時間半の花山歩道を歩くまで、
3時間20分の、県道&林道歩きが待ち構えている事になる。
そうして到着する鹿之沢小屋から、永田岳への往復が1時間40分、
本日の予定行動時間は、単純計算で合計、10時間半となる。
長い一日が始まった。
パッキングが済んだのが5時、

出発、キャンプ場を後に。

県道に出て、ただ真っすぐ歩くだけ。
歩き始め少し登るけど、あとはほぼ下り勾配、
月を眺めながら、アスファルト道を歩きます。
早朝だけど、期待ほど空気は涼しくなく、
台風の影響なのかどちらかと言うと湿っぽさを感じるなか、結局30分ほどで、

大川林道へ続く入口に到着。
googleのルート検索では50分くらいだったけど、それより早く着いたみたい。
まだ夜は明けず、

ヘッ電の明かりを頼りに、5:29、大川林道へ。

10分ほど歩くとこの看板、
「大川林道」て書いてあるのを見て「来たなー、来てるなー」て気分に上がります。

少しずつ、空が真っ黒から、

薄暗く明けてきて、

山の稜線にも青みのある空が広がりだし、

6時を過ぎる頃、陽が昇りました。
日が昇ると、夜の緊張から解放されて、やっぱり気分は上向きに、天気も良さそうだし。
と、言っても歩くのは単調な林道。

ただ、ただ、続きます。
因みに、大川林道の入り口の標高が24m、そして花山歩道入口の標高が540m(くらい)、
コースタイムで2時間半、まったりとした登り勾配が続き、500mも登る事となります。
はい、辛いです。

途中、先端以外の枝葉が左側(東側)しか付いていない、個性的な木を発見。
退屈な林道歩きにちょっとしたアクセントを添えてくれました。

単調な道をぽくぽく歩いて、

道が下り基調に変わったら、キン肉ハウス風のボロボロの小屋が見え、

それを過ぎてすぐ、花山歩道入口に到着、やっと。
時刻は7:06でした。
コースタイムより1時間くらい早く、1時間40分ほどで到着。
出だしは好調、かな。
さて、早速、といきたいところですが、ちょっと寄り道をして。
花山歩道入口を通り過ぎてさらに少しだけ進むと、
後に大川の滝として流れ落ちる、大川に架かる、上大川橋に出合います。

ここからの景色を見に行ってみました。

迫力のある見事な渓谷、これはなかなか見応えありました。
木枝が被って写真には撮って無いのですが、上流側も素晴らしい景色でした。
そして戻って、

7:30、花山歩道へ。
つづく。
屋久島青少年旅行村でのテント泊、
寝苦しい夜を過ごし、まだ夜も明けてない深夜3時、起床。
もそもそと身支度と朝食を済ませ、撤収作業へ。
今日、歩く、花山歩道、その入口まで辿り 着くには、
コースタイムで2時間半かかる大川林道を歩いて行かないとならない。
さらに、その大川林道までも、このキャンプ場からは徒歩で50分ほど。
コースタイムで5時間半の花山歩道を歩くまで、
3時間20分の、県道&林道歩きが待ち構えている事になる。
そうして到着する鹿之沢小屋から、永田岳への往復が1時間40分、
本日の予定行動時間は、単純計算で合計、10時間半となる。
長い一日が始まった。
パッキングが済んだのが5時、
出発、キャンプ場を後に。
県道に出て、ただ真っすぐ歩くだけ。
歩き始め少し登るけど、あとはほぼ下り勾配、
月を眺めながら、アスファルト道を歩きます。
早朝だけど、期待ほど空気は涼しくなく、
台風の影響なのかどちらかと言うと湿っぽさを感じるなか、結局30分ほどで、
大川林道へ続く入口に到着。
googleのルート検索では50分くらいだったけど、それより早く着いたみたい。
まだ夜は明けず、
ヘッ電の明かりを頼りに、5:29、大川林道へ。
10分ほど歩くとこの看板、
「大川林道」て書いてあるのを見て「来たなー、来てるなー」て気分に上がります。
少しずつ、空が真っ黒から、
薄暗く明けてきて、
山の稜線にも青みのある空が広がりだし、
6時を過ぎる頃、陽が昇りました。
日が昇ると、夜の緊張から解放されて、やっぱり気分は上向きに、天気も良さそうだし。
と、言っても歩くのは単調な林道。
ただ、ただ、続きます。
因みに、大川林道の入り口の標高が24m、そして花山歩道入口の標高が540m(くらい)、
コースタイムで2時間半、まったりとした登り勾配が続き、500mも登る事となります。
はい、辛いです。
途中、先端以外の枝葉が左側(東側)しか付いていない、個性的な木を発見。
退屈な林道歩きにちょっとしたアクセントを添えてくれました。
単調な道をぽくぽく歩いて、
道が下り基調に変わったら、キン肉ハウス風のボロボロの小屋が見え、
それを過ぎてすぐ、花山歩道入口に到着、やっと。
時刻は7:06でした。
コースタイムより1時間くらい早く、1時間40分ほどで到着。
出だしは好調、かな。
さて、早速、といきたいところですが、ちょっと寄り道をして。
花山歩道入口を通り過ぎてさらに少しだけ進むと、
後に大川の滝として流れ落ちる、大川に架かる、上大川橋に出合います。
ここからの景色を見に行ってみました。
迫力のある見事な渓谷、これはなかなか見応えありました。
木枝が被って写真には撮って無いのですが、上流側も素晴らしい景色でした。
そして戻って、
7:30、花山歩道へ。
つづく。
2016年09月25日
屋久島2016partⅡ①
~プロローグ~
16日-18日にかけて、先月に引き続き、今月も屋久島へ行って来ました。
今回の目標は花山歩道を歩くこと。
と、言う訳で、花山歩道を含んだプランを考え、選んだコースが、
【花山歩道→鹿之沢小屋泊→永田岳、宮之浦岳、黒味岳→淀川登山口】
と、言うコース。
前泊して、翌日早朝より花山歩道に入り鹿之沢小屋泊、
そして3日目は稜線に出て、久々の縦走コースを悠々と下山するプラン。
このプランを携えて、着々と準備を進めていたのですが、
日が近づくにつれ、どうにも天気予報がよろしく無い事が判明。
特に3日目、縦走コースを下山する日は高確率で雨の予報。
悪天候の稜線上に出てガスガスの山頂を巡るのだけは避けたい、
そんな思いから急遽、下記のプランBを設定。
【花山歩道→永田岳→鹿之沢小屋泊→花山歩道ピストン】
花山歩道を使って一路、永田岳を目指すsea to summitだ。
よし、上々、なんとかなるだろう、
と、決行日を待ち構えていたところに、なんと台風16号発生。
予定日にまる被りな進路予想に愕然・・・。
泣く泣くトッピー、前泊のお宿にキャンセルを告げ、今回の計画は中止に。
そうして迎えた15日の朝、
「あーあ、今日の仕事が終われば何もする事が無い4連休が始まるのか~」
と、寝ぼけ眼で何気に天気予報をチェックしてみたら・・・、
なんと!台風の速度が遅くなり、天気予報もガラリと一変しているでは無いですか。
イケる!
その日のうちにトッピー、再予約成功。
前泊のお宿にもキャンセルのキャンセルを申し出たのですが、こちらは既に満室。
なーに大丈夫、そのお宿の近くには屋久島青少年旅行村と言うキャンプ施設がある、
テント泊に変更すればいいだけの事。
この時チェックした天気予報では16、17日は晴れ、
18日の天候は少し崩れるものの、台風の影響はまだ無し。
プランBを発動させ、16日昼、安房着の便で、
いざ、屋久島へ!
~栗生~
今回メインに歩く花山歩道、
花山歩道へは、大川林道と言う林道を歩いて向かう必要があります。
その大川林道への入り口は、栗生と言う集落に位置し、
大川林道入り口をやり過ごし、少し県道を行った先には、
大川の滝なる名瀑があり、観光スポットとなっています。
一日目の予定は、せっかくだからその大川の滝を見て、
その後、宿泊地である屋久島青少年旅行村へ。
屋久島青少年旅行村も、同じく栗生に位置します。
チェックイン後、その辺をぶらぶらしてテント泊、と言う予定。
島内の移動は全てバスで。
9月16日。
13:05にトッピーで安房港に到着、下船。
その5分後、13:10、一日に数便しか無い大川の滝行きのバスに乗り換え。
この、タイトな乗り継ぎはなかなかスリリングでした。
バスに乗ってしまえば一安心。
一時間後、終点、大川の滝バス停で一旦、バスを降り、歩いて大川の滝へ。
乗ってきたこのバスに再び乗り、折り返すので、ザックはバスにデポ。
遊歩道を少しだけ歩いて行くと、目前に現れる大川の滝。
と、その時、ザックにカメラを忘れて来た事に気付き・・・、

仕方なくスマホで撮影。
まー最近のスマホのカメラ性能は良いし、
6年近く使ってる僕の古いコンデジと比べても対して遜色はありません。
迫力の滝である事は確かなのですが、画角に入らない周囲は、人工の遊歩道で囲われ、
今まで見た屋久島の滝に比べると、なんだか窮屈そうでした。
15:00、折り返して来たバスに再び乗り込み、一区間先の、青少年旅行村バス停で下車。

すぐに看板があって案内に沿ってキャンプ場へ、徒歩数分くらいで到着。
管理棟へ受付に向かうと「ご用の方は携帯電話まで」と番号の書置きが。
以前、泊まった民宿、海生Ⅱと同じシステムでした。

電話して待つ事数分、管理人の方がやって来て受付。
テントサイトはデッキを含めて三つあったのですが、
管理棟と道路挟んだ向かいの、海が見えるフリーサイトをチョイス。

ザックを下ろしたら、設営も後回しに、散策を兼ねた買い出しへ。

七五岳を眺めながら、栗生川の方へてくてく下ります。
七五岳の存在感が凄いです。
栗生川に架かる新栗生橋から、

古い方の栗生橋と上流の風景、

そして、下流側の風景。
この辺りの栗生川の雰囲気がとても風光明媚で、素敵な景観。
楽しく歩けます。
で、橋を渡って右に曲がって少し歩くと・・・、
事前リサーチしていたスーパー、

エスマートに到着ドーン!
品揃えも豊富でもちろん三岳も置いていました。
山での食料以外持たずに来ていたので、ほんと助かりました。
お酒やらお惣菜、飛び魚の刺身などを買い込み、キャンプ場へUターン。
ビールと刺身を、エススマートで貰って来た氷に突っ込んで冷やしながら、
テント設営。

完了、やっぱ海がいい感じ。

口永良部島が浮かぶ海を眺めつつ、
あとはする事無いので、その辺のコンクリートブロックを椅子とテーブル代わりに飲食。
ちびちび飲んで食べて、おっさんの独り宴会タイム。
まったりー、

ロケーションが本当にいいわ~。
夕暮れの時間になり、

海に太陽が沈んでいく、

夕陽がとーっても綺麗で、最高の気分。
ひとしきりお腹も満ちて、する事も無いんで、
キャンプ場から海の方へ続く遊歩道を歩いて、散策へ。

見上げるとピンクに染まった七五岳の岩峰。
それにしてもすごい山だなー。

夕焼けに染まる空に息を呑みつつ、

海へ続く遊歩道を歩き、

波打ち際に着く頃、辺りはすっかり暗く。
打ち寄せる波の音にひとしきり酔いしれて、テントへ。
そうして20:00頃、就寝。
したのですが、テント内はむし暑くて寝苦しくて、苦悶の夜となりました。
明日はいよいよ大川林道、そして花山歩道へ。
つづく。
16日-18日にかけて、先月に引き続き、今月も屋久島へ行って来ました。
今回の目標は花山歩道を歩くこと。
と、言う訳で、花山歩道を含んだプランを考え、選んだコースが、
【花山歩道→鹿之沢小屋泊→永田岳、宮之浦岳、黒味岳→淀川登山口】
と、言うコース。
前泊して、翌日早朝より花山歩道に入り鹿之沢小屋泊、
そして3日目は稜線に出て、久々の縦走コースを悠々と下山するプラン。
このプランを携えて、着々と準備を進めていたのですが、
日が近づくにつれ、どうにも天気予報がよろしく無い事が判明。
特に3日目、縦走コースを下山する日は高確率で雨の予報。
悪天候の稜線上に出てガスガスの山頂を巡るのだけは避けたい、
そんな思いから急遽、下記のプランBを設定。
【花山歩道→永田岳→鹿之沢小屋泊→花山歩道ピストン】
花山歩道を使って一路、永田岳を目指すsea to summitだ。
よし、上々、なんとかなるだろう、
と、決行日を待ち構えていたところに、なんと台風16号発生。
予定日にまる被りな進路予想に愕然・・・。
泣く泣くトッピー、前泊のお宿にキャンセルを告げ、今回の計画は中止に。
そうして迎えた15日の朝、
「あーあ、今日の仕事が終われば何もする事が無い4連休が始まるのか~」
と、寝ぼけ眼で何気に天気予報をチェックしてみたら・・・、
なんと!台風の速度が遅くなり、天気予報もガラリと一変しているでは無いですか。
イケる!
その日のうちにトッピー、再予約成功。
前泊のお宿にもキャンセルのキャンセルを申し出たのですが、こちらは既に満室。
なーに大丈夫、そのお宿の近くには屋久島青少年旅行村と言うキャンプ施設がある、
テント泊に変更すればいいだけの事。
この時チェックした天気予報では16、17日は晴れ、
18日の天候は少し崩れるものの、台風の影響はまだ無し。
プランBを発動させ、16日昼、安房着の便で、
いざ、屋久島へ!
~栗生~
今回メインに歩く花山歩道、
花山歩道へは、大川林道と言う林道を歩いて向かう必要があります。
その大川林道への入り口は、栗生と言う集落に位置し、
大川林道入り口をやり過ごし、少し県道を行った先には、
大川の滝なる名瀑があり、観光スポットとなっています。
一日目の予定は、せっかくだからその大川の滝を見て、
その後、宿泊地である屋久島青少年旅行村へ。
屋久島青少年旅行村も、同じく栗生に位置します。
チェックイン後、その辺をぶらぶらしてテント泊、と言う予定。
島内の移動は全てバスで。
9月16日。
13:05にトッピーで安房港に到着、下船。
その5分後、13:10、一日に数便しか無い大川の滝行きのバスに乗り換え。
この、タイトな乗り継ぎはなかなかスリリングでした。
バスに乗ってしまえば一安心。
一時間後、終点、大川の滝バス停で一旦、バスを降り、歩いて大川の滝へ。
乗ってきたこのバスに再び乗り、折り返すので、ザックはバスにデポ。
遊歩道を少しだけ歩いて行くと、目前に現れる大川の滝。
と、その時、ザックにカメラを忘れて来た事に気付き・・・、
仕方なくスマホで撮影。
まー最近のスマホのカメラ性能は良いし、
6年近く使ってる僕の古いコンデジと比べても対して遜色はありません。
迫力の滝である事は確かなのですが、画角に入らない周囲は、人工の遊歩道で囲われ、
今まで見た屋久島の滝に比べると、なんだか窮屈そうでした。
15:00、折り返して来たバスに再び乗り込み、一区間先の、青少年旅行村バス停で下車。
すぐに看板があって案内に沿ってキャンプ場へ、徒歩数分くらいで到着。
管理棟へ受付に向かうと「ご用の方は携帯電話まで」と番号の書置きが。
以前、泊まった民宿、海生Ⅱと同じシステムでした。
電話して待つ事数分、管理人の方がやって来て受付。
テントサイトはデッキを含めて三つあったのですが、
管理棟と道路挟んだ向かいの、海が見えるフリーサイトをチョイス。
ザックを下ろしたら、設営も後回しに、散策を兼ねた買い出しへ。
七五岳を眺めながら、栗生川の方へてくてく下ります。
七五岳の存在感が凄いです。
栗生川に架かる新栗生橋から、
古い方の栗生橋と上流の風景、
そして、下流側の風景。
この辺りの栗生川の雰囲気がとても風光明媚で、素敵な景観。
楽しく歩けます。
で、橋を渡って右に曲がって少し歩くと・・・、
事前リサーチしていたスーパー、
エスマートに到着ドーン!
品揃えも豊富でもちろん三岳も置いていました。
山での食料以外持たずに来ていたので、ほんと助かりました。
お酒やらお惣菜、飛び魚の刺身などを買い込み、キャンプ場へUターン。
ビールと刺身を、エススマートで貰って来た氷に突っ込んで冷やしながら、
テント設営。
完了、やっぱ海がいい感じ。
口永良部島が浮かぶ海を眺めつつ、
あとはする事無いので、その辺のコンクリートブロックを椅子とテーブル代わりに飲食。
ちびちび飲んで食べて、おっさんの独り宴会タイム。
まったりー、
ロケーションが本当にいいわ~。
夕暮れの時間になり、
海に太陽が沈んでいく、
夕陽がとーっても綺麗で、最高の気分。
ひとしきりお腹も満ちて、する事も無いんで、
キャンプ場から海の方へ続く遊歩道を歩いて、散策へ。
見上げるとピンクに染まった七五岳の岩峰。
それにしてもすごい山だなー。
夕焼けに染まる空に息を呑みつつ、
海へ続く遊歩道を歩き、
波打ち際に着く頃、辺りはすっかり暗く。
打ち寄せる波の音にひとしきり酔いしれて、テントへ。
そうして20:00頃、就寝。
したのですが、テント内はむし暑くて寝苦しくて、苦悶の夜となりました。
明日はいよいよ大川林道、そして花山歩道へ。
つづく。
2016年08月31日
屋久島2016⑤
追記:龍神杉から先の、旧宮之浦歩道は2017年、遭難死亡事故が発生しています。立ち入り禁止となっております。
✳登山道は渋滞中✳

-高塚小屋→楠川温泉-
旧宮之浦歩道を歩き終え、高塚小屋に到着。

意外と、高塚小屋に人の気配は無く、静かなものでした。
縦走組はもう発った後かな。
高塚小屋の標高は1330m、
これより、ほぼ海抜0mの楠川温泉まで、一気に下ります。
時刻は08:11、
縄文杉を目指す沢山の登山者達とすれ違うのは必至だなぁ・・・。
時間も気になるので、そそくさと先へ。
これまで歩いて来た歩道と違い、整備された木段の道、

安心して歩けます。

新しく建てられた縄文杉デッキ、

そこから眺める縄文杉。
縄文杉ってなにか神様の様な、いつ見ても安定の存在感で、
登山する自分を見守ってくれているかのよう。

まだ朝の8:30過ぎ、高塚小屋から大王杉くらいまでは人っ子一人無く、

屋久島随一のメジャーコースを静かに歩く事が出来たのですが、
9:00も近くなってくる頃、大株歩道は人で溢れる様に。
早朝に発った縦走下山組に追いついたのと、
縄文杉を目指して登ってくる登山者達とすれ違う様になったのとで、
やはり、渋滞。
こちらが下りなので、基本、登りの人へ道を譲り、待ちます。
それを繰り返しつつ、9:26、ウィルソン株到着。
ウィルソン株から大株歩道入口までは長い階段の道が多く、
ココが一番の渋滞ポイント。
喘ぎ登る登山者の列をやり過ごしながらの下りとなります。
見かけるのはガイドさん、家族連れ、カップル、グループ、年齢層も様々。
皆、一様に軽装、もしくはピカピカの登山スタイル。
そして、5人に一人くらいの割合で、何故かいい匂いがする!
なんか爽やかな!
最大級のアウェイ感、
立ち去りたい気持ちいっぱいに大株歩道をヤっつけ、

9:57、トロッコ道へ。
木漏れ日のなか風が吹き抜けていく、とても気持ちが良い道。
ですが、
先を歩く登山者さんのスピードに合わせ歩調を落としたり、
前方から来る人に道を譲ったりと、こちらもなかなかスイスイとは歩けず。
辻峠⇔荒川登山口の分岐、楠川分かれ到着は10:40。
徐々に疲労も溜まってきているなか、

辻峠を目指す、急登へ取り付きます。
因みにこれが今回の山行で最後の登り、ヤマ場。
前日からの疲れと、徐々に上がってくる気温、
正直、この登りは予想以上にきつかったです。
途中、ラストいっこのパン、ファミマの「大きいウィンナー」を食べて、
辻峠に到着したのが11:22。
そこは、白谷雲水峡から登って来た幾つかのグループが、
談笑しながらご飯を食べている、とても和やかな雰囲気に包まれた場所でした。
縄文杉登山の渋滞を抜けて、今度は白谷雲水峡ツアーの渋滞タイムに突入。
時間も無いので太鼓岩をスルー、白谷雲水峡を下ります。
お盆休みに入ったこの日の白谷雲水峡は、やはり多くの人で賑わっていました。
そしてやはり、5人に一人くらいの割合で、いい匂いがします。
混雑した白谷雲水峡を時間をかけながら下るのですが、
この頃になると気温が上がってきて、暑さで体力を消耗します。
水が飲みたい、がぶがぶと。
白谷小屋の水場を目指しつつ歩いているなか、頭のなかでは、
「こりゃ、水場は順番待ちかなー」なんて思いつつ、
水場到着。

人は多いのですが誰一人、水場の水に用は無かったようで・・・。
順番を待つ事も無く、思う存分に水をがぶ飲み、顔をびしゃびしゃ洗い、
プラティパスにも補給完了。
幾分、生き返り、

渡渉箇所の、涼し気な水の流れを楽しむ余裕も。
因みに、渡渉箇所は、順番待ちと対岸から渡って来る人とで、大混雑。
楠川歩道コースを下り進み、目指すはさつき吊り橋。
何故、さつき吊り橋かと言うと、白谷雲水峡を歩く大勢の人はこの吊り橋を渡るのですが、
僕は順路を外れ、この吊り橋を渡らずに、直進して楠川歩道へ向かう予定。
そこから先は、また、独り静かな登山道。
この、一連の渋滞の終わりを意味するのです。
そうして、正午も回った頃、さつき吊り橋を左手にやり過ごし、

楠川歩道にIN。
ここからは誰ともすれ違う事無く、静かな下山。

この道はとても雰囲気が良く、苔むす登山道を楽しむ事が出来ました。

12:52、
白谷雲水峡の駐車場へと続く林道と、楠川歩道が交わる出合いに到着。
看板の「白谷小屋」と書かれている方から下りて来ました。

そして、進行方向、
最後の歩道、楠川歩道へ。
✳目指せ!楠川温泉✳
楠川歩道は去年、一度歩いているので、コースに心配は無いのですが、
気になるのは時間。
この日の帰りのトッピーは、宮之浦港16:00発を予約しているので、
それまでの間に、
楠川歩道の下山→舗装路を楠川温泉へ→入浴→バスで宮之浦港へ。
この、行程を行わなければなりません。
楠川歩道を歩き始めたこの時が13:00。
さあ、急ぎます。

が、渡渉箇所では水浴び。
クールダウンしないともたない、ほど暑い・・・。

三本杉を通過して、

石畳の登山道を足早に下ります。
下りは苔で滑りそうで、なかなか歩き難いです。

植林された杉が見えてきたら、楠川歩道の終わりも近く、

13:45、楠川歩道入口に到着!
なかなかの良いペース。

残すは舗装路を延々と下るのみ。
15:40に宮之浦港へ着くバスに乗れば間に合うから、
逆算するとえーと、14:30くらいに楠川温泉に着けば、
そこそこゆっくりお風呂に浸かれる、
至福の時間を目標にぶら下げ、炎天下のなかを歩きます。
これがなかなか長く感じられ・・・、

14:14、あ、海が見えてきたー。

14:22、県道に出合います。

海が本当にきれい。
だけどこの頃が暑さのピーク、
山のなかにいるよりも暑さが厳しい・・・。
本当、きついなぁ・・、と歩いて楠川温泉到着目前、

民宿、湯之河、ここの向かいがもう楠川温泉へ続く道なのですが、
なんと!これまでの道中、1台も無かった、
自販機があるじゃないですか!
見切れてるけどバス停の右くらいに。
そっこーでコーラのペットボトル買って一気飲み。
超絶、うまかった!
コーラで生き返り、

14:38、揚々と楠川温泉に到着。
ここが今回の山行のゴール。
ゆっくりと入浴。
最高でした。
そうして、バス停へ。
15:37にやって来るバスに乗り込んで、あとはトッピーに乗って帰るだけだ。
と、思ったらバスが来ない・・・。
もう一度調べてみたら、15:37分では無く、なんと15:27分のバス。
暑さで頭がヤられてたのか、バスの時間を10分、間違ってた模様・・・。
もう16:00のトッピーにはどーしよーも無いので、
すぐに宮之浦港に電話して16:00発の予約を17:00へ変更。
1時間後にやってきた16:27のバスに乗って宮之浦港へ。
せっかく間に合う様に急いで下山したのに、
その努力もなんだかなー、な結末に。
なにやってるんだか・・・。
✳エピローグ✳
港に着いたのは7分遅れの16:47。
急いで乗船手続きを済ませ、港の売店でお土産の三岳を買って、乗船。
すぐに出港。
たった二日間とは言え、濃密な時間を過ごした屋久島を後に。
2時間ちょっとの19:05、鹿児島本港到着。
下船すると、奥さんがお迎えに来てくれていました。
嬉しいサプライズ。
そして帰路へ。
おわり。
✳あと書き✳
2010年に初めて訪れて以来、9回目となった屋久島でしたが、
今回もまた、楽しくてちょっぴりドキドキな、
素晴らしい時間を過ごす事が出来ました。
初めて歩く登山道、初めて過ごす夏の屋久島、
登山の経験や技術も浅く、同行者も無い自分の、ささやかな冒険でしたが、
屋久島の大自然を思い切り楽しめて、最高でした。
✳登山道は渋滞中✳

-高塚小屋→楠川温泉-
旧宮之浦歩道を歩き終え、高塚小屋に到着。
意外と、高塚小屋に人の気配は無く、静かなものでした。
縦走組はもう発った後かな。
高塚小屋の標高は1330m、
これより、ほぼ海抜0mの楠川温泉まで、一気に下ります。
時刻は08:11、
縄文杉を目指す沢山の登山者達とすれ違うのは必至だなぁ・・・。
時間も気になるので、そそくさと先へ。
これまで歩いて来た歩道と違い、整備された木段の道、
安心して歩けます。
新しく建てられた縄文杉デッキ、
そこから眺める縄文杉。
縄文杉ってなにか神様の様な、いつ見ても安定の存在感で、
登山する自分を見守ってくれているかのよう。
まだ朝の8:30過ぎ、高塚小屋から大王杉くらいまでは人っ子一人無く、
屋久島随一のメジャーコースを静かに歩く事が出来たのですが、
9:00も近くなってくる頃、大株歩道は人で溢れる様に。
早朝に発った縦走下山組に追いついたのと、
縄文杉を目指して登ってくる登山者達とすれ違う様になったのとで、
やはり、渋滞。
こちらが下りなので、基本、登りの人へ道を譲り、待ちます。
それを繰り返しつつ、9:26、ウィルソン株到着。
ウィルソン株から大株歩道入口までは長い階段の道が多く、
ココが一番の渋滞ポイント。
喘ぎ登る登山者の列をやり過ごしながらの下りとなります。
見かけるのはガイドさん、家族連れ、カップル、グループ、年齢層も様々。
皆、一様に軽装、もしくはピカピカの登山スタイル。
そして、5人に一人くらいの割合で、何故かいい匂いがする!
なんか爽やかな!
最大級のアウェイ感、
立ち去りたい気持ちいっぱいに大株歩道をヤっつけ、
9:57、トロッコ道へ。
木漏れ日のなか風が吹き抜けていく、とても気持ちが良い道。
ですが、
先を歩く登山者さんのスピードに合わせ歩調を落としたり、
前方から来る人に道を譲ったりと、こちらもなかなかスイスイとは歩けず。
辻峠⇔荒川登山口の分岐、楠川分かれ到着は10:40。
徐々に疲労も溜まってきているなか、
辻峠を目指す、急登へ取り付きます。
因みにこれが今回の山行で最後の登り、ヤマ場。
前日からの疲れと、徐々に上がってくる気温、
正直、この登りは予想以上にきつかったです。
途中、ラストいっこのパン、ファミマの「大きいウィンナー」を食べて、
辻峠に到着したのが11:22。
そこは、白谷雲水峡から登って来た幾つかのグループが、
談笑しながらご飯を食べている、とても和やかな雰囲気に包まれた場所でした。
縄文杉登山の渋滞を抜けて、今度は白谷雲水峡ツアーの渋滞タイムに突入。
時間も無いので太鼓岩をスルー、白谷雲水峡を下ります。
お盆休みに入ったこの日の白谷雲水峡は、やはり多くの人で賑わっていました。
そしてやはり、5人に一人くらいの割合で、いい匂いがします。
混雑した白谷雲水峡を時間をかけながら下るのですが、
この頃になると気温が上がってきて、暑さで体力を消耗します。
水が飲みたい、がぶがぶと。
白谷小屋の水場を目指しつつ歩いているなか、頭のなかでは、
「こりゃ、水場は順番待ちかなー」なんて思いつつ、
水場到着。
人は多いのですが誰一人、水場の水に用は無かったようで・・・。
順番を待つ事も無く、思う存分に水をがぶ飲み、顔をびしゃびしゃ洗い、
プラティパスにも補給完了。
幾分、生き返り、
渡渉箇所の、涼し気な水の流れを楽しむ余裕も。
因みに、渡渉箇所は、順番待ちと対岸から渡って来る人とで、大混雑。
楠川歩道コースを下り進み、目指すはさつき吊り橋。
何故、さつき吊り橋かと言うと、白谷雲水峡を歩く大勢の人はこの吊り橋を渡るのですが、
僕は順路を外れ、この吊り橋を渡らずに、直進して楠川歩道へ向かう予定。
そこから先は、また、独り静かな登山道。
この、一連の渋滞の終わりを意味するのです。
そうして、正午も回った頃、さつき吊り橋を左手にやり過ごし、
楠川歩道にIN。
ここからは誰ともすれ違う事無く、静かな下山。
この道はとても雰囲気が良く、苔むす登山道を楽しむ事が出来ました。
12:52、
白谷雲水峡の駐車場へと続く林道と、楠川歩道が交わる出合いに到着。
看板の「白谷小屋」と書かれている方から下りて来ました。
そして、進行方向、
最後の歩道、楠川歩道へ。
✳目指せ!楠川温泉✳
楠川歩道は去年、一度歩いているので、コースに心配は無いのですが、
気になるのは時間。
この日の帰りのトッピーは、宮之浦港16:00発を予約しているので、
それまでの間に、
楠川歩道の下山→舗装路を楠川温泉へ→入浴→バスで宮之浦港へ。
この、行程を行わなければなりません。
楠川歩道を歩き始めたこの時が13:00。
さあ、急ぎます。
が、渡渉箇所では水浴び。
クールダウンしないともたない、ほど暑い・・・。
三本杉を通過して、
石畳の登山道を足早に下ります。
下りは苔で滑りそうで、なかなか歩き難いです。
植林された杉が見えてきたら、楠川歩道の終わりも近く、
13:45、楠川歩道入口に到着!
なかなかの良いペース。
残すは舗装路を延々と下るのみ。
15:40に宮之浦港へ着くバスに乗れば間に合うから、
逆算するとえーと、14:30くらいに楠川温泉に着けば、
そこそこゆっくりお風呂に浸かれる、
至福の時間を目標にぶら下げ、炎天下のなかを歩きます。
これがなかなか長く感じられ・・・、
14:14、あ、海が見えてきたー。
14:22、県道に出合います。
海が本当にきれい。
だけどこの頃が暑さのピーク、
山のなかにいるよりも暑さが厳しい・・・。
本当、きついなぁ・・、と歩いて楠川温泉到着目前、
民宿、湯之河、ここの向かいがもう楠川温泉へ続く道なのですが、
なんと!これまでの道中、1台も無かった、
自販機があるじゃないですか!
見切れてるけどバス停の右くらいに。
そっこーでコーラのペットボトル買って一気飲み。
超絶、うまかった!
コーラで生き返り、
14:38、揚々と楠川温泉に到着。
ここが今回の山行のゴール。
ゆっくりと入浴。
最高でした。
そうして、バス停へ。
15:37にやって来るバスに乗り込んで、あとはトッピーに乗って帰るだけだ。
と、思ったらバスが来ない・・・。
もう一度調べてみたら、15:37分では無く、なんと15:27分のバス。
暑さで頭がヤられてたのか、バスの時間を10分、間違ってた模様・・・。
もう16:00のトッピーにはどーしよーも無いので、
すぐに宮之浦港に電話して16:00発の予約を17:00へ変更。
1時間後にやってきた16:27のバスに乗って宮之浦港へ。
せっかく間に合う様に急いで下山したのに、
その努力もなんだかなー、な結末に。
なにやってるんだか・・・。
✳エピローグ✳
港に着いたのは7分遅れの16:47。
急いで乗船手続きを済ませ、港の売店でお土産の三岳を買って、乗船。
すぐに出港。
たった二日間とは言え、濃密な時間を過ごした屋久島を後に。
2時間ちょっとの19:05、鹿児島本港到着。
下船すると、奥さんがお迎えに来てくれていました。
嬉しいサプライズ。
そして帰路へ。
おわり。
✳あと書き✳
2010年に初めて訪れて以来、9回目となった屋久島でしたが、
今回もまた、楽しくてちょっぴりドキドキな、
素晴らしい時間を過ごす事が出来ました。
初めて歩く登山道、初めて過ごす夏の屋久島、
登山の経験や技術も浅く、同行者も無い自分の、ささやかな冒険でしたが、
屋久島の大自然を思い切り楽しめて、最高でした。
2016年08月28日
屋久島2016④
追記:龍神杉から先の、旧宮之浦歩道は2017年、遭難死亡事故が発生しています。立ち入り禁止となっております。
✳朝陽に染まる✳

-旧宮之浦歩道-
二日目、3:30頃に起床。
夜はよく眠れました、暑くも無く寒くも無く。
Tシャツ一枚にシュラフはモンベルの#5、これで丁度良かった。
昨日の、龍神杉登山の疲れも解消。
もそもそと準備と朝食、撤収を済ませ、夜が明け始めるのを少し待ち、

6時ちょっと前、出発。

風神杉とテラスの間くらい、昨日確認した黄色の取り付きテープより、
いよいよ旧宮之浦歩道へ。

取り付きはじめてすぐ、二つ目のテープ。
快調、そして、

大きな木。
って・・・、あれれ?
そう、三つ目のテープが見当たらない・・・(汗)
二つ目のテープの場所を基点に行ったり、戻ったり、
やっと見つけてひと安心。
南側へ歩いて行ったのが失敗だったみたいで、
三つ目のテープ、それ以降、道は東側へと伸びていました。
その後はスムーズに、テープを追い道を進め、
東へ伸びる道が途中、南へ折れるのですが、そこへ差し掛かったその時、

まだ薄暗かった空が明るくなり、ちょうど太陽が昇りはじめました。

それまでモノトーンだった森が、一気に色づきます。
その様子はまるで、森に火が着いた様。

朝陽を浴びる木々、

ダイナミックで生命の力に溢れる光景に、感動しました。
そして、木々が一部、伐採された箇所を横切ると、

この場所からは、宮之浦の街並みが望めます。

ズーム。
オハヨー、宮之浦。
✳謎のテープ✳
旧宮之浦歩道をずんずん進みます。

この、旧宮之浦歩道は、
倒木をくぐったり、濃い藪を掻き分ける場面が何度かあるものの、

目印テープはきちんと追える間隔で付けられてますし、
なだらかな道もあったりで、問題無く歩みを進める事が出来ました。
が、一度だけ、どう進んで良いか分からなくなった場面がありました。
旧宮之浦歩道上に二カ所ある伐採跡地、その二つ目に差し掛かった際、

写真左手、根元が分かれた杉が2本見えますが、
テープはそちらの方向に付けられていました。

ほうら。

で、進んでみると伐採箇所らしき所へ出るのですが、
その次に進むテープは見当たらず、藪は濃くなる一方。
「おや、違うかな?」
と引き返して元の位置に戻り、他のテープを探すものの見当たらず、
先のテープの箇所へ再度突入、でも、やっぱりそちらには続く道が無くUターン、
を2、3回経て、
やっと、先の写真の右手、切り株の上にちょこんと巻かれたテープを発見!
よく見たら踏み跡も続いており、そちらへ。
その後もテープは続き、

二カ所目の伐採地跡をなんとか通過する事が出来ました。
て事は結局あのテープはなんだったんだろ・・・?
どこかに続いていたのだろうか?
白谷林道十七支線へ続く道だったのかなー。
て疑問が湧いてきますが未だ未解決。
で、また宮之浦の街並みを拝見。

ズーム。
港にお船が入港中。
時刻は7:00ちょーど、なんのお船だったんだろ。
✳太古杉の罠✳
二つ目の伐採地跡を通過すると、

道はより分かり易く、

歩き易い道へと移っていきます。

と、言ってもこんな感じですが。

巨木やヒメシャラが多く見られはじめ、
森の感じが、整備された縦走路のあの感じに近くなってくると、
道は、さらに明瞭。
真新しく、濃いピンク色のテープが付けられています。
「もう、ヤったネ!旧宮之浦歩道」て、余裕ですいすい歩いていると、
ふと、足元に【太古杉】と書かれたプレートが!

で、見上げるとコレ↑
「ほほー」と見上げます。
事前に調べた情報では、太古杉が見つからなかったとの情報が幾つかあり、
そんな太古杉が見られた事に満足。
簡単に見つけられちゃったー、新しいプレートのお蔭かな。
などと思っていたのですが、後日、
太古杉と書かれたプレートのすぐ横にあって、写真に収めたこの大木は、
実は太古杉で無かった事が判明!
どうやら、プレートから右か左かどちらかに続く、
まだ先の道に、太古杉は存在していたらしいのです、とほほ。
それが分かったのも、事前に参考にしていた、
コチラの方のレポートを帰宅後もう一度ようく読んでみたら、
自分が全く同じ間違いをしている事に気付いた為。
行く前から読んでいるレポートに書いてあって、ザラっとは目を通していたはずなのに、
全く同じ間違い犯してしまう体たらくっぷり。

そうとは知らず満足げに、悠然と、気持ちの良い森を進む自分。

道は依然として分かり易く続いており、

出発してからおよそ2時間後、高塚小屋のトイレの裏から、

高塚小屋に到着。
時刻は08:08。
つづく。
✳朝陽に染まる✳

-旧宮之浦歩道-
二日目、3:30頃に起床。
夜はよく眠れました、暑くも無く寒くも無く。
Tシャツ一枚にシュラフはモンベルの#5、これで丁度良かった。
昨日の、龍神杉登山の疲れも解消。
もそもそと準備と朝食、撤収を済ませ、夜が明け始めるのを少し待ち、
6時ちょっと前、出発。
風神杉とテラスの間くらい、昨日確認した黄色の取り付きテープより、
いよいよ旧宮之浦歩道へ。
取り付きはじめてすぐ、二つ目のテープ。
快調、そして、
大きな木。
って・・・、あれれ?
そう、三つ目のテープが見当たらない・・・(汗)
二つ目のテープの場所を基点に行ったり、戻ったり、
やっと見つけてひと安心。
南側へ歩いて行ったのが失敗だったみたいで、
三つ目のテープ、それ以降、道は東側へと伸びていました。
その後はスムーズに、テープを追い道を進め、
東へ伸びる道が途中、南へ折れるのですが、そこへ差し掛かったその時、
まだ薄暗かった空が明るくなり、ちょうど太陽が昇りはじめました。
それまでモノトーンだった森が、一気に色づきます。
その様子はまるで、森に火が着いた様。
朝陽を浴びる木々、
ダイナミックで生命の力に溢れる光景に、感動しました。
そして、木々が一部、伐採された箇所を横切ると、
この場所からは、宮之浦の街並みが望めます。
ズーム。
オハヨー、宮之浦。
✳謎のテープ✳
旧宮之浦歩道をずんずん進みます。
この、旧宮之浦歩道は、
倒木をくぐったり、濃い藪を掻き分ける場面が何度かあるものの、
目印テープはきちんと追える間隔で付けられてますし、
なだらかな道もあったりで、問題無く歩みを進める事が出来ました。
が、一度だけ、どう進んで良いか分からなくなった場面がありました。
旧宮之浦歩道上に二カ所ある伐採跡地、その二つ目に差し掛かった際、
写真左手、根元が分かれた杉が2本見えますが、
テープはそちらの方向に付けられていました。
ほうら。
で、進んでみると伐採箇所らしき所へ出るのですが、
その次に進むテープは見当たらず、藪は濃くなる一方。
「おや、違うかな?」
と引き返して元の位置に戻り、他のテープを探すものの見当たらず、
先のテープの箇所へ再度突入、でも、やっぱりそちらには続く道が無くUターン、
を2、3回経て、
やっと、先の写真の右手、切り株の上にちょこんと巻かれたテープを発見!
よく見たら踏み跡も続いており、そちらへ。
その後もテープは続き、
二カ所目の伐採地跡をなんとか通過する事が出来ました。
て事は結局あのテープはなんだったんだろ・・・?
どこかに続いていたのだろうか?
白谷林道十七支線へ続く道だったのかなー。
て疑問が湧いてきますが未だ未解決。
で、また宮之浦の街並みを拝見。
ズーム。
港にお船が入港中。
時刻は7:00ちょーど、なんのお船だったんだろ。
✳太古杉の罠✳
二つ目の伐採地跡を通過すると、
道はより分かり易く、
歩き易い道へと移っていきます。
と、言ってもこんな感じですが。
巨木やヒメシャラが多く見られはじめ、
森の感じが、整備された縦走路のあの感じに近くなってくると、
道は、さらに明瞭。
真新しく、濃いピンク色のテープが付けられています。
「もう、ヤったネ!旧宮之浦歩道」て、余裕ですいすい歩いていると、
ふと、足元に【太古杉】と書かれたプレートが!
で、見上げるとコレ↑
「ほほー」と見上げます。
事前に調べた情報では、太古杉が見つからなかったとの情報が幾つかあり、
そんな太古杉が見られた事に満足。
簡単に見つけられちゃったー、新しいプレートのお蔭かな。
などと思っていたのですが、後日、
太古杉と書かれたプレートのすぐ横にあって、写真に収めたこの大木は、
実は太古杉で無かった事が判明!
どうやら、プレートから右か左かどちらかに続く、
まだ先の道に、太古杉は存在していたらしいのです、とほほ。
それが分かったのも、事前に参考にしていた、
コチラの方のレポートを帰宅後もう一度ようく読んでみたら、
自分が全く同じ間違いをしている事に気付いた為。
行く前から読んでいるレポートに書いてあって、ザラっとは目を通していたはずなのに、
全く同じ間違い犯してしまう体たらくっぷり。
そうとは知らず満足げに、悠然と、気持ちの良い森を進む自分。
道は依然として分かり易く続いており、
出発してからおよそ2時間後、高塚小屋のトイレの裏から、
高塚小屋に到着。
時刻は08:08。
つづく。