ナチュログ管理画面 トレッキング・登山 トレッキング・登山 九州・沖縄 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

スポンサーリンク



上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

2015年12月01日

屋久島2015partⅢ①

先月、11月22-23日にかけて、またまた屋久島に行って来ました。

いつもは3連休を使って屋久島に行く事が多いのですが、
今回は2連休でなんとか屋久島を楽しめないかと考え、思い付いたコースが、
楠川歩道⇒白谷雲水峡⇒太鼓岩のコース。
この行程だと日帰りが可能で、しかも下山は白谷雲水峡からバスで宮之浦まで直行。
テント泊はせず、ぬくぬくと民宿にお泊まり。
で、二日目は島内をバスでぶらぶら観光して帰ろうかと。
いつに無く楽ちんな、屋久島トレッキングにいざ出発!

7:45発のトッピーに乗り込み、
9:45、宮之浦港到着。

10:20発のバスで楠川へ。

10分ほどで到着、宮之浦から楠川までは割と近いです。
そして降りた目の前に、楠川歩道への入り口。
写真に写る多角形の建物は「岳参りお休み処」って言う、
夜間以外は自由に利用可能な準備スペース、トイレもあります。

なかはこんな。
これが便利で、ここで着替えやら準備をさせてもらって、

11:00、出発。
天気は曇り、今にも雨が降り出しそう、天気予報は曇りのち雨。
楠川前岳もガスに隠れてしまってます。
楠川歩道は、この、楠川の集落から白谷雲水峡、辻峠を経て楠川分かれまで続く登山道。
かつては小杉谷で伐採された杉を、楠川の港へ運ぶ為に使われたりしていたそう。
また、楠川集落の御嶽、楠川前岳への参道にも一部がなっています。
白谷雲水峡-楠川分かれ間は歩いたことがあるので、
ここから白谷雲水峡までが、今回初めて歩く楠川歩道。

登山道入り口までは舗装された道が続きます。

大きな羊歯、植生はまだ南国。

予報通り、雨が降り出してきてレインウェアを着用。

一時間ほどで、登山道入り口に到着。
ここからは、テープを辿りながらの本格的な山登りに。

城之川の川鳴りを聞きながら、
植林された杉が立ち並ぶ道を行きます。

足元は石畳用の石が敷き詰められおり、
かつて江戸時代から使われていた、古の面影が感じられます。
足元の石に目を奪われつつ登っていると、

ふと目の前にこの苔むした倒木、

あまりに見事で、まるで芸術作品の様でした。

この日は雨が幸いして、しっとりと濡れた屋久島の森を満喫するにはうってつけ。
「こりゃ白谷雲水峡はさぞ雰囲気がでて楽しかろう」
と思いつつ登っていたのですが、なんのなんの、
この、楠川歩道の苔や森の雰囲気は、白谷雲水峡に負けず劣らず、
素晴らしい景観が続きます、嬉しい誤算となりました。

とても可愛いカニ赤ちゃんに遭遇。

登山道に突如大きな丸い石、とってもフォトジェニック。

ほぼ標高0mの楠川から標高620mの白谷雲水峡まで、
一部、等高線の間隔が詰まった所もありますが、概ね緩やかな登り。

古道の雰囲気が漂う道。

小さな沢を横切るのですが、

この沢に並ぶ石にも、苔がたくさん。
とても綺麗で、思わず足が止まります。

そして、

白谷雲水峡までの楠川歩道上にある、唯一名前の付いた杉、
三本杉へ。
(写って無いけど)根元が凄い迫力。

三本杉を過ぎると道はさらに緩やかに続き、

増水時は渡れなくなってしまう、渡渉箇所へ。

雨が降っていたので、水量と流れは穏やかではありませんでしたが、
問題無く渡渉出来る範囲でした。

渡って歩いていると、なんだか昔からありそうな堰が。
いつ頃出来たものなのだろう。

ずんずんと歩いて行って13:16、

林道出合いに抜け出ました。
楠川から登り始めておよそ2時間の道のりでした。
ここから白谷小屋まで続く道もあるのですが、
今回は白谷雲水峡の駐車場方面へ、未知のルートはここ迄で終了。
無事に歩けてひと安心。
因みに道中、人っ子一人出会う事ありませんでした。
そしてこの後は人たくさんの白谷雲水峡へ。

つづく。  


Posted by なおさく at 14:11Comments(0)●屋久島2015楠川歩道