2018年09月28日
刀剣山
仲間とか、人付き合い、とかが苦手なので、
山に登るときは基本、独り、もしくは奥さんと二人で。
そんな自分なのですが、
先日、なんの気まぐれか、
職場の後輩を誘って、山に登ってみました。
ひろむちゃん(仮名)は、
登山経験は無いのですが、まだぎりぎり20代の元気盛り。
行き先はいろいろ考えたのですが、最終的に刀剣山に。
僕自身は登るの4回目だし、まーだいじょーぶでしょー。
と、言う訳で今月16日、ひろむちゃん(仮名)はじめてのお山登りに。
9:30、登山口である猿ヶ城渓谷に到着。
準備して、いざ、
ますが淵を渡ります。
因みに、この日のひろむちゃん(仮名)の格好は、
僕が事前に与えたお古のTNFのハーフパンツに、
これまた僕が与えたファイントラックのタイツ。
それにfox fireのザック。
足元はヒマラヤスポーツで5000円くらいで買ったアディダス。
ローカットながら、ちゃんとトレッキングシューズ。
あとpumaのキャップにサングラス。
なんかふつーに様になった格好してて、面白くない。
ジャージとかで来たらおもしろかったのになー。
とは、言え、刀剣山はまずは急登が続くので、
慣れないひろむちゃん(仮名)はアキレス健がどーのこーの、
と、ぶつぶつ喘ぎ登っていました。
急登を終え、枯れた沢筋を登る頃には、汗だくの模様。
平静を装うとしていますが、顔には疲労が伺えます。
よしよし、いい流れだ。
にやにやが止まりません。
因みに事前の下調べで、
数年前の台風の影響でこの沢の辺りはかなり荒れて、
刀剣山名物、10m梯子はぐにゃぐにゃに折れ曲がってしまっている、
との情報を得ていたのですが、
実際に現地でみたのは、
折れ曲がり果てて、撤去されてしまった、
10m梯子の残骸でした。
僕自身、登山を始めた当初にこの山に登り、
奥さんと二人で10m梯子の登場にわくわくしたり、どきどきしたりしつつ、
楽しく登った覚えのある、この梯子。
残骸となった梯子を見た時、ちょっぴりと切なさを感じました。
さて、梯子は無くなってしまったのですが、
そこは新たに岩をトラバースする鎖場と変わっていました。
鎖伝いに岩を登り進むと、
海が見える良い景色。
今日はじめて見えた開けた景色に、
ひろむちゃん(仮名)もちょっとテンションが上がったよーです。
その後も快調に登り進み、
分岐に到着。
登り始めてから90分。ペースもまー上々。
この分岐から、向かって左手、
まずは第一刀剣山を目指します。
そして、またこの分岐へ戻り、今度は向かって右手へ向かい、
第二刀剣山まで、そこがゴール。
そしてピストン。
これが今日のコース。
第一刀剣山までの道はアップダウンが続き、
さらにこの時期は木々が茂りまくり。
思いのほか苦戦しつつ、
なんとか到着。
第一刀剣山(正確には刀剣山展望所)。
ここからの展望はある事にはあるのですが、そこまで開けて無く、
次に向かう第二刀剣山の方が僕は好きなんだよねー、
などと、ぶつぶつ言ってると、
ひろむちゃん(仮名)の姿が無い!
あれ?どこ?呼ぶと返事があるので見上げてみると、
木に登ってました。
おーー!その発想は無かったわー。
しかもなんか「景色いいっス」みたいな事を言ってる。
代わって貰って僕も恐る恐る登ってみると、
うっほ!景色いいわー。
若者の行動力から、うっかりなにかを学んでしまいました。
くっそー。
さー、次は第二刀剣山だー。
分岐まで戻り、さらに進みます。
杉の植林地を抜けたら、
道は、梯子やロープが続く、急な登りへ。
道を阻む様に現れる、大きな花崗岩の基部へ取り付き、
巻き気味に岩の上に登ると、
到着、第二刀剣山。
高隈山の稜線が綺麗に見渡せます。
そして、この、すべすべの花崗岩の山頂が、
とっても大好き。
ひろむちゃん(仮名)も満足のご様子で。
で、サプライズで用意してた山頂カップラに、
薄めのリアクションを返して貰いつつ、カップラタイムをご堪能。
下山も無事に済ませる事が出来ました。
気ぃ遣って登山に集中できないけど、
まー、たまには良いかな、人と登るのも。
Posted by なおさく at 14:45│Comments(0)
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